パーキンソン症候群で介護中のお母さんを連れて、那須のユニバーサルルームがあるビジネスホテルに宿泊した。
朝起きて、お母さんが漏らしていないか確認する。
寝かせる時に、自宅から持参した防水シーツを敷いていたり、大きな尿パッドとオムツをしているので、無事に漏らさずに済んだ。
着替えて食堂で朝食を頂く。
元介護経験があるとか言うスタッフの方に気遣って貰う。
ホテルを出発し、那須塩原の観光局でおもて那須手形を購入する。
おもて那須手形は、那須周辺にある30ヶ所以上ある温泉施設の中から7ヶ所の温泉を利用できたり、割り引きで飲食店などを利用できる冊子で、千円程なので2ヶ所温泉に立ち寄れば元が取れるし、一年間有効なのでかなりお得だ。
観光局でスタッフの方に車椅子でも行けそうなランチ場所を教えてもらう。
景色が綺麗だし、雰囲気が良いですよとにこやかに接してもらった。
まずは、かんぽの宿那須塩原に立ち寄り、温泉に入らせてもらう。
脱衣場には、お風呂用の車椅子が常設されていた。
廊下に多機能トイレもあり、足が不自由な人にも優しい。
温泉には手すりもあるので、介助しやすくなっている。
内湯に茶色のお湯と無色のお湯の二種類があり、とても温まった。
お母さんは手すりをしっかり握れなかったり、ぼんやりしていたが、温泉に入るととても気持ち良さそうだった。
続いてランチに行く。
カフェレストラン洋燈は窓が大きく景色が素晴らしかった。
文豪御膳と、オムライスを頂いた。
お母さんは食べてる最中に意識を飛ばしてしまってびっくりしたが、たまに声をかけたり揺すってみたりしながら、20分程のんびりしてると意識を戻してくれた。
せっかく手形があるので、温泉にもう一軒(伊藤園ホテル塩原)行くことにした。
入り口でお風呂用の車椅子を持ち込むことを了承頂く。
玄関もバリアフリーになってないし、エレベーターも狭いし、温泉までが遠くて移動が大変だった。
温泉は無色透明だった。ちょっと物足りない気持ちになっていたら、露天風呂を発見した。
露天風呂に行くまでの道が高低差や段差がなく、露天風呂に手摺が付いていた。
なかなか露天風呂に入れてあげることが出来ないことが多かったので、一緒に露天風呂に入れるのは嬉しかった。
お母さんは両手で手摺を持っていたはずなのに、いつの間にか手摺を離して、タイタニックみたいなポーズで覆いかぶさってきた!
私はお母さんを湯船に落とさないように、何とか肩に担ぐようにして姿勢を保ち介助して、どうにか露天風呂に入れることが出来た。
とても冷や冷やした。
露天風呂には2人だけで貸切状態だった。
景色を眺めながら、風を感じて入る露天風呂は最高だった。
温泉の後は、千本松牧場で牛乳をもらい、ソフトクリームを食べて、お土産を買う。
更に那須アウトレットに移動して、ロコスタイルマーケットで新鮮な野菜や果物、お気に入りのお稲荷さん、お土産を購入する。
荷物が沢山になり困っていると、スタッフが駐車場まで荷物を運んでくれると申し出てくれたので、お言葉に甘えた。
高速に乗り、お家で夕食を食べる。
ロコスタイルマーケットで買ってきたお稲荷さんや唐揚げやトマトやシャインマスカットなどを食べる。
お母さんを温泉に入れてあげられて、綺麗な景色を見たり、美味しい物を食べて、とても楽しかった。
何よりも無事に旅行に行けて、本当に良かった。
色々な人に気遣ってもらい、ありがたかった。
後何回位、一緒に旅行に連れて行けるのかと思うと寂しくもなるが、これからも楽しんでもらえるように、出来る限りのことをしてあげたいと思った。