〇〇の未来は明るい

11月に入りました。1日は、京都市図書館読書週間記念事業「藤岡陽子氏講演会ー小説の未来は明るいー」に行ってきました。藤岡陽子さんは京都生まれの方で、「おしょりん」「リラの花咲くけものみち」「満天のゴール」などの作品を書かれている作家さんです。

ご自身の作家までの歩みを語られたのですが、幾つかのキーワードがあるように思ったので、書き留めておきます。

 

夢のみつけ方

 

 藤岡さんは同志社大学文学部卒業後、報知新聞入社、スポーツ新聞の記者として社会人生活をスタートされます。楽しく仕事をされていたある日、転機が訪れます。夏の甲子園、ある県の予選大会でスーパーエース君を取材された時のことです。甲子園に手が届こうという試合で、そのスーパーエース君は、なんと滅多打ちに合い、負けてしまいました。それでも、取材をしなければならない藤岡さんは、その君に「どうだった」って投げかけました。そこから返ってきたのは「ほっとしてます」の一言だったんです。「もう肘が限界で痛くて投げられないんです」ということだったんですね。そこで、藤岡さんは、はっと気づかれたんです。「このまま、光のあたる人やものばかり追いかける自分でいいのか」って。光はあたらないけど、もの凄いたくさんの人が懸命に生きて、それぞれの人生にかけがえのなさがあって、誰かを助けたり、喜ばせていることを書きたいなあって思われたそうです。藤岡さんの「小説家になりたい」っていう種が蒔かれた瞬間ですね。 

 こんな風に、「何か違う」をきっかけに導かれることがありますね。

 

 

 

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