乙女ゲームをやってみた! その24 | 行ってみよう! やってみよう!

行ってみよう! やってみよう!

興味が湧いたら、行ってみよう、やってみよう。
その記録。

※ときメモgs2のネタバレがあります。
※著者の記憶喪失により、悪気なく創作部分が含まれています。



前回、古森くんとかけがえのない時間を共有したデイジー。
しかし、だからといって古森くんが登校するようになるわけではないのである。


そして相変わらず古森くんの電話番号は手に入らないので、
他の男子のようにデイジーから誘ったりもできないのである。
(まあ、他の男子も爆弾予告がない限り誘わないんだけどね)


人生はそんなに甘くない。
ときメモもそんなに甘くない。



さて、毎年クリスマスに、デイジーの高校ではパーティーが開かれる。
しかし高校最後のこの年は、いつものパーティーとは

一味もふた味も違う <三年に一度のビッグイベント
一泊二日のパーティー&スキー合宿> なる行事が開催された。


...つってもね、いい感じになっている相手もいなけりゃ、
特に狙っている男子もいないデイジーには、
何の意味もない行事なのね(身も蓋もない言い方だが、事実である)。

もちろん、そうなったのはおいらのせいなんだが...。


ところが、である。


このパーティーで、デイジーに話しかけてきたやつがいた。


志波くんである。


しかも、他愛ない会話を交わした後、やつはこう言って去って行った。


「俺達、これが最後かもな...」


え!?

なにその意味深なセリフ...(゜д゜;)


驚きのあまり、翌日のスキー合宿に関する記憶が

全く残っていないおいらである。
(リアルスキーヤーのくせになんということだ!)


帰宅したおいら&デイジーは、

次の休日に早速ゆうくんのところへ向かった。
志波くんのデイジーへの好感度を確認するためである。
(なぜかゆうくんは何でもお見通しなんである)


すると...


なんと志波くん、かなりデイジーのことを

好きになってくれていたのである。


ま、全く気付かなかった...(  ゚ ▽ ゚ ;)


ほとんど接触してないのに。なんでや!?


確かに坂道の付き合いで、

何度か一緒に遊園地に行ったりしたけども。
たまたま下校時に一緒に帰ったことはあったけども。
志波くんの爆弾に脅されてデートしたこともあったけども。


でも3年間を振り返って、

それらが特にインパクトのある出来事だったか?
っていうと全くそうではない。

あんまりな言いようだが...。


なぜ好かれているのか全く理解できないが、
これは最後のチャンスなんでは???


そう考えたおいらは、デイジーに電話をかけさせて

志波くんをデートに誘うことにした。


しかし <志波くんとデート> といえば、

嫌でも「飽きた」事件を思い出す。


あれがすっかりトラウマになってしまった

ヘタレなおいらだが、
ここはデイジーのためにふんばらないと。


とはいえ、これまでの関係が薄すぎるため、

志波くんが好む場所がさっぱり思い付かない。


どうにか連れ出すことに成功したが、

例のデートの三択会話で、
志波くんが好みそうな返答をすることができないおいら&デイジー。


ちなみに好みの返答をしないときのリアクション、
これがなかなかキッツイんですな。
ただのゲームなのに、いちいち刺さりましたわ...。


で、そんなことを何度か繰り返すうちに、空しさがこみ上げてきた。


そうなのだ。


そもそもおいらもデイジーも、

別に志波くんのことが好きなわけではない。


なのに、<一人のまま終わるのが怖いから>

相手に媚びてこんなことをしているのだ。


志波くんだって、デイジーに好感を持っているのは確かだが、
あくまで <友達以上恋愛未満> レベルでしかない。


その証拠に、最後まで

志波くんの方から誘いが来ることはなかったのである。


ハァ...浅ましいなおいら...。


自己嫌悪に陥る。

デイジー、すまねえ。


でもって、なんだか妙にリアルだな...このゲーム...。


思いがけず自分の黒い一面を垣間見ることになったじろであった。

トホホ...。