10月5日(火曜日)
夕飯の用意をしようとしていたら
玄関のチャイムが鳴った
インターホンから
警察です 話があるので出てきてもらえますか
と聞こえる
膝の痛みであまり動けない兄君は
学校からの帰宅後
一緒に薬局に行ってそのまま帰って家にいた
弟君は1度帰ってきてから
友達と遊びに行く!と外に行ったから
何かあるとしたら弟君だな
何をやらかした?
と 内心瞬時に思いながら玄関に向かう
ドキドキしながらドアを開けると
外は薄暗く 少し冷たい風
記入するためのボードとペンを持った警察が
帽子を片手で少し浮かせるような仕草をした
警察
(弟君)さんのお母さんですか?
私
はい (ドキドキ)
警察
今日の〇〇時頃〇〇にて(弟君)さんが
ドキドキドキドキドキドキドキドキ
警察
落とし物を持ってきてくれたのですが
書類を書くことができない、とのことで…
私
ふえぃ?(変な声出た)
警察
拾得物を持ってこられた場合
記入が必要となりますので…
私
はい…(知ってます よぉく知っておりますよ)
警察
保護者の方の記入と
いくつか確認をお願いいたします
私
はい
拾った物の形や色や個数を
詳しく説明されて記入し
住所とか電話番号とか とかとかとか
警察
以上になります
ご協力ありがとうございました
記入したものは
2枚目以降が写しになっているから
1番上の書類をペリとめくって手渡される
知ってる
これ家に送ってきたことあるから
よく知ってるよ
結局あのお金どこに行った?
弟君は拾ったものを
ポッケナイナイせずに交番に届けた
それは当たり前のことだから
お母ちゃん(私)には言わなかった と
拾得物の書類をつくらなきゃならないことを
弟君は知らないから
警察に渡したら大丈夫!だと思ったのだろう
警察にしてみりゃ
えらいこっちゃだけどね(笑)
警察、よく我が家にたどり着いたな(笑)
落ちているものを
勝手に自分のものにしちゃいけない
それを当たり前の事だと
交番に届けた行動を
めちゃくちゃめちゃくちゃ褒めたった
めちゃくちゃ嬉しかった
ほんとにほんとに嬉しかった
誇らしいことをした自慢の息子だ
何をやらかした?って
疑ってごめん!!
もしこれが逆に
ポッケナイナイしていたのなら
顔のカタチが変わるくらい
しばきたおしていたかもしれない
人のお金に手を出す人は繰り返す
人の財布からお金を持ち出すことも平気になって
どんどんエスカレートしていく
弟君が大人になっていくなかで
もちろん大人になっても
同じような事が起きたとしても
今日と同じように
困っている人のために
正しく動ける人であれと願う