造成未了の土地を相続して造成未了のまま譲渡した場合の所得区分|国税庁 (nta.go.jp)

 

造成未了の土地を相続して造成未了のまま譲渡した場合の所得区分

【照会要旨】

 被相続人は、山林27,426平方メートルの宅地造成工事着手後、工事完了前に死亡しました(○年)。
 その後、相続人が相続によって取得した造成未了の土地を造成未了のまま○+3年、○+4年の2年にわたって譲渡しました。
 その譲渡については、区画形質の変更を加えて譲渡したものとして所得税基本通達33-4により判定すべきか、または、相続人が造成等の加工を加えていないので、相続開始後に販売予定資産から固定資産に転化したとみて、全額譲渡所得として取り扱って差し支えないかいずれでしょうか。

【回答要旨】

 相続人は、販売の目的で保有しているものとは考えられないので、全額譲渡所得として差し支えありません。

【関係法令通達】

 所得税基本通達33-4