1週間以内にやること

 

手続きのポイント

1 通夜、葬儀・告別式

(1)通夜、葬儀・告別式とは

通夜とは葬儀・告別式の前日に行われるご遺体を見守る儀式であり、近親者が集まり亡くなった人の冥福を祈り、別れを惜しむ場となります。

葬儀とは亡くなった方を弔う宗教的な儀式であり、告別式とは葬儀の後、出棺前に行われる亡くなった方への別れを告げる儀式です。葬儀は宗教や宗派によって異なりますが、告別式は宗教的な要素はなく、現代では区別せずに同時に行われることが増えています。多くの場合、告別式が終わると出棺となり、火葬場に移動して火葬が行われます。

(2)通夜、葬儀・告別式のポイント

通夜、葬儀・告別式、火葬や初七日法要の具体的なスケジュールなどについては、地域や宗教、個々の状況によって異なる場合があり、関係者や主催者と相談することが重要

2 火葬

(1)火葬とは

火葬とは、ご遺体を焼却して残ったご遺骨を葬るという葬法の一つです。

(2)火葬の時期について

法律的にはいつまでに火葬しなければならないということは決まっていませんが、死亡後24時間以内での火葬は禁止されています。

(3) 実施場所・必要書類

火葬場所:火葬場

必要書類 死亡届 死亡診断書 火葬許可申請書 火葬料(民営の場合 5から10万円程度) 位牌 遺影

3 初七日法要

(1)初七日法要とは

初七日法要は亡くなった日から四十九日法要まで、七日毎に行う法要のうち最初のもので、正式には亡くなった日から7日目に行いますが、参列者の予定が合わない場合も多く、繰り上げる形で葬儀と同じ日に執り行うことが増えてきています。

(2)初七日法要のポイント

従来は初七法要から四十九日法要まで7回の法要を行っていたが、現在では生活様式の変化などにより、初七日法要と四十九日法要のみを行うことが増えている。

4 死亡届出の提出

(1)死亡届とは?
死亡届出とは、亡くなった人が死を公に宣言する手続きであり、提出することで戸籍に死亡の記載がされ、住民票が削除されます。役所に備え付けてあるものに記入して提出します。

(2)死亡届のポイント

市役所等へ提出すると返却してもらえないが、保険請求などにも必要となるので、提出前に必要枚数以上のコピーを取っておく。

(3)提出先必要書類

提出先:亡くなった人の本籍地、届出人となる人の住所地、もしくは死亡地の役所のいずれか。

必要書類:死亡診断書(死体検案書)

5、死体火葬許可証交付申請書の提出

(1)火葬許可証交付申請書とは

死体火葬許可証交付申請書とは、火葬を行うために必要な書類であり、「火葬許可証」を交付してもらうための申請書です。役所に備え付けられており、「死亡届」と同時に提出します。

(2)死体火葬許可証交付申請書のポイント

交付された火葬許可証は、火葬の時だけでなく、納骨の時にも必要となるのでしっかりと保管しておく

(3)提出先必要書類

提出先:亡くなった人の死亡地、または本籍地や届出をする方の所在地に該当する役所。

必要書類:死亡届・印鑑・火葬料(公営火葬の場合、無料から6万円程度)