僕らは歳をとっていく程思い込みが強くなっていくのかもしれない。
これまでの経験などで、この人はこういう事を思っている。この人はこういう人だと。
そう思い込みでこういう人にはこういう対応したらいいと勝手な判断を下していないだろうか。
僕も相談者の悩みを聞いたり性格を知っていくとこの人にはこういう対応したらいいかなって勝手な判断をしてしまったりする。
しかし話を聞いていくとどうも自分が思っていた人ではないと感じたりする事も多い。
こういう事を言ってくるからこの人はこういう人だと決めつけてしまうのはちょっと待ってもらいたいと思います。
特に不登校ひきこもりの人はそう簡単に地を出さないと言ってもいいでしょう。相談してきたからって素顔を出してるとは限りません。相談でも相談する相手に探りを入れていると言ってもいいでしょう。相談者の方は納得いかない答えや、不満を覚える言葉を出す人だと感じると適当にこっちに合わせてキリがいいタイミングで離れようとしたり、二度と相談しに来たりしません。
普通の悩み相談と不登校ひきこもりの問題はまた違うのかもしれません。
普通の悩み相談であれば、こうしたらいいのではないかという提案を飲み込めるものであれば良かったりしますが、不登校ひきこもりの人も問題が解決すれば不登校ひきこもりを抜け出したりするものもありますが、身の回りの人に相談して対応してもらったけどモヤモヤして抜け出せないという方も多いです。
問題=解決という方程式のように考えてしまいがちかもしれませんが、その間が不登校ひきこもり問題には一番重要ではないかと考えたりします。
人に対して不信感、恐怖を持っている人も多いですから答えを与えるだけでは頭では分かるけど身体は拒絶してしまったりします。
自分は人に対して選択肢を与えてるようで実は学校、仕事などに『行く』か『行かない』かのような強制的な二択などになっていないでしょうか。
そのような言葉ではなくてもちょっとした言葉が学校、仕事に行って欲しいという願望、圧力を感じさせたりします。無意識の言葉なんでしょうが、不登校ひきこもりの人は敏感に反応しますので考え無しで言葉を発してしまう事は傷つけてしまう行為になってしまうから注意してほしいところです。
特に上から目線の言葉には敏感で『こうしたらいいんだよ』とか私はあなたより経験豊富で偉いから私の考えは間違ってはいないという傲慢な考えを持っている人の言葉はその人に気を使い表面上では納得したように答えたりしますが、心の中ではなんにも解決しなかったと言うでしょう。
僕らは不登校ひきこもりの人を下だという考え方を持っていないだろうか。普通と呼ばれている人や高学歴を持っている人でもこの状態になったりもするものではないでしょうか。
自分が悩んでいる時に信用出来ない人から上から目線でアドバイスをもらって腹が立たないでしょうか。
自分が動こうとしている時に先回りして急かされたりしたら腹が立たないでしょうか。
不登校ひきこもりの人を特別だとしか考えられないのなら口は出さない方がいいでしょう。そういう考え方なら理解出来ないでしょうし寄り添うという事も出来ないでしょうし、したところで上辺だけの寄り添いを行われていると見破られるでしょうし。
強い思い込みが人に出来ない事を強要してしまう発言になったりしてしまいます。
不登校ひきこもりの人に答えを出させようとしないで、相手が答えを出したい相手になるようにならなければならないのかもしれませんね。
相手の為にそこまで気を使う事が出来ないでしょう。見返りを強く求める人には難しいのかもしれません。身近な人だから出来るとも限らないと思うので僕らのような第三者や専門家を使ってもらう事も一つの手だと思うので活用していただければと思います。









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