前回からわりと空きましたね。
ここ数日毎晩のように酒をかっ喰らっていたせいか、なんだか体調が優れず今日は午後から絶賛ひきこもり中のだてくんこと私です。
まあそれも仕方ないことなのです、先週の土曜日に「聖地」中野サンプラザで行われた私立恵比寿中学さんのライブ「エビ中のジャングル大冒険」がそりゃもう楽しかったのですから。
当日は午前10時ごろ会場入りし物販列で待機。
途中雨に見舞われたり、前に並んでいたクソみたいなサブカル女子のクソみたいなトークにバイオレンスバッファローを叩きこみたくなったりといったトラブルをくぐり抜けながらも無事目当てのグッズをゲットしました。
ちなみに男性三人でグッズを購入したあと近隣のカラオケボックスに入ったのですが、さっそく購入したTシャツとパーカーを着用しようとおもむろに服を脱ぎ始めた我々は端から見て割とアウトな集団だったのではないでしょうか。
さておき。
ライブは陳腐な感想になりますが非常に楽しかったです。
セットリストも概ね満足でしたよ。季節的に今回は外れるかな、と思っていた「ほぼブラジル」や「オーマイゴースト」も組み込まれていましたしね。
初披露の楽曲では鈴木裕乃・安本彩花のユニット「たそがれシアター」、真山りかソロ「老醜クレイジー」が琴線に触れましたね。
前者は80年代アイドルポップを彷彿とさせる爽やかな楽曲で、ステージ上空のブランコで淡々と歌うふたりがどこかWinkを思わせるプラスチックな空気感を醸し出していたのがGood。
後者はエゴ・ラッピンよろしくスウィングジャズ調の曲を歌いこなす真山さんの引き出しの多さに素直に感服しました。
演出に関しては、まあ賛否両論起こるのもわからなくはないですね。アイドルファン(笑)の謎の上から目線批評を目にするたびに辟易させられますが、まあ感性は人それぞれでしょう。
ただ、私個人としては年末のこのタイミングであんまりエモさ爆発させられても、1週間は抜け殻になってしまう気がするので、少し物足りなさが残るくらいの今回の公演は逆によかったな、と。
「年忘れ学芸会」というコンセプトにも十分見合っていたな、と思います。
今回の演出で光っていたのが鈴木裕乃。
ステージ後ろの穴にメンバーが続々飛び込み、「アイドル原始時代」にワープするという小芝居で「スズキ、いきまーす」とゆるーく先陣を切ったり、うろたえるメンバーたちにこれまたあっけらかんと「ま、なるようになるさ」と適当極まりない言葉を投げかけたりと、いつも通りの脱力キャラが全開。
かと思えば、ダブルアンコールのMCでは「(私はやる気がないように見えて)エビ中の出口になっちゃうんじゃないか」というドキッとするようなことをぶっこんだり、泣きじゃくる柏木ひなたをお姉さんのようにあやしたり。
今回のライブで最も私の印象に焼きついたのは間違いなく彼女ですね。
そして星名美怜。この日は脚を挫いて思うようにパフォーマンスができなかったことをMCでぶつけながら涙を流した彼女を見て、思わず涙腺がゆるみました。もっともその前の裕乃さんのMCですでに穴が開いていたダムがいよいよ決壊した、という感じでしたが。
正直、本人が言うまで怪我のことはわからなかったんですよ。なぜかというと我ながら気持ち悪いんですが、星名さんばかり見ていて他と比較するタイミングがなかったから。
席がやや遠かったこともあるでしょう。
アイドルにおける「自己演出型」と「ありのまま型」というざっくりとした分類があるとしたら、エビ中において前者の傾向が顕著なのが星名美怜と廣田あいかだと思います。
そしてこのふたりの決定的な違いが、自己演出のベクトルの向く先が「刹那」なのか「未来」なのか、ではないでしょうか。
それは美怜ちゃんが長期的なビジョンを持っていないとか、ぁぃぁぃがひとつひとつの公演をそれほど重視していないという二元論的なものではないのですが、そう思うと私には星名美怜の涙の持つ意味がとても重く感じられるのです。
これは推測ですが、彼女は自分自身が100%を出せなかったことで、中野サンプラザという空間に少しでも翳りを生んでしまったのではないか、という不安があったのではないでしょうか。
だからこそ感情の昂ぶりを抑えきれず、それが涙として溢れてしまったのではないかと。
対するぁぃぁぃのコメントは自分たちをどこか客観視したもので、あくまでも見据える先は次、その次だ、という気概を感じました。
どちらが正しいということではないですしそもそも勝手極まりない憶測ですが、中学生の少女が背負うものの重さをなんだか感じさせられた瞬間でした。
何はともあれ、あの時間、あの空間にいられたことは本当に楽しかったです。
そしてよみうりランド。こちらも素直に楽しみですね。
――終演後へべれけに酔っ払ったまま電車に乗って起きたら南砂町という謎の場所にいたのは、また別の話。
ではまたいずれ。
