1994年、12月にバリはやって来ました。
小学校の脇に置かれた段ボール箱に目があいていないメスの
あかちゃん犬が3匹入っているのを見つけた近所の人が連れ
帰り保護していると保健所の人に聞きました。
私が3匹を見せてもらった時には目はあいていましたがまだ
ちゃんと見えていない位の本当に小さな小さな子犬。
当時は竹富島に住んでいたので保護している人は段ボール箱に
入れた3匹を石垣の離島桟橋に車で連れて来てくれました。
箱を空けるとベージュ色の赤ちゃん犬が2匹すぐに出て来て
私の手でひと遊びするとすぐ2匹で遊び始めました。
最後にゆっくり箱から出て来た子は、姉妹なのに黒くって
私の手にぴたっと甘えるようにくっつきました。
3匹とも可愛かったのですが大きくなったら面倒を看きれ
ないかもと思い最後に出て来た甘ったれさんにしました。
犬がいっぱいいた大好きな島、バリ島と海を掛けて
『波里』バリと名付けました。
確かにとっても甘えん坊でしたが

哺乳瓶から離乳食へと成長すると陽気で活発な子でも
ありました。

ビーサンかじったり、持って行っちゃったり他のわんちゃんと
同じことをしてました。
ただ最初は母乳をあまり飲んでいないせいか皮膚病や
耳垂れが酷くて、でも島から連れ出すのはまた大変。
なので予防接種などはさせましたがあとはとにかく水で
洗ったり、耳垂れは根気よく脱脂綿で吸い取ったりして
治しました。
それが気持ち良かったのか体のどこを触っても抵抗せずに
任せ切ってくれる良い子に育ちました。
海で肉球を切った時も抱いて車まで歩き、家に連れ帰ってから
傷に入り込んだ水で砂を洗い流し、傷がつくように包帯を
巻くまで我慢しました。
こんなにでっかい釣り針を飲み込んだ時も、口から出ている
テグス(糸)をつかみ、口の脇に付けこれ以上飲み込まない様に、
そして暴れて食道や喉に刺さらない様に『じっとだよ』と言い
聞かせました。

最終便も終わっている時間で個人の船を出してくれる人は
居ないかと訊いてもらっている間に糸が喉を刺激したのか
オエッとし始めそれに合わせてそ~~~~~~っと引くと…
どこにも引っ掛からず手に何の抵抗もなくするりと出て来ました。
『良かったよ~~~!バリ良い子だったねーーー!』
エサの魚か何かを付けたまま捨てた釣り人をぶん殴って
やりたかったです!
これで死んでしまった猫や犬も居るそうなのです。
命を取らなかった釣り針をずっと家に置いておきました。
もう、お役御免だね。。。
お風呂はあまり好きじゃないけど終わった時の大暴れのためなら
我慢もしちゃう♪

肘をパクッと咥えてじーっとしている究極の甘え時間。
何でこうするのが好きだったんだろう。

幸せの時間をありがとう。

Gがお腹にいる時に石垣に移りました。
Gがマヒで生まれるとは思ってませんでした。
Gが赤ちゃんのうちはバリは日中は外で、夜は土間で寝てもらう
室内で暮らしていたバリの新しい生活…
でも外の生活も楽しんでくれてGの赤ちゃん時代は結局長かった
のですが、その順応振りにも感謝。
玄関を開けていても上がって来ないおりこうさんで感心しました。
『バリは家に居て自由にしていたのに偉いね』

1歳2か月のGと。これで14ヶ月です^^;
そして12月です^^;
Gより4歳年上のお姉さんはGの成長をずっと見守ってくれました。

おもちゃにも手を伸ばさなかったGがバリに触りたくて手を
伸ばした時には嬉しくて『バリ、ありがとう!』って言いました。
前に載せた写真ですが、もう1度。
バリは子どもには手足を触らせない子だったんですけど、偉い!

初めて這う姿勢から自力で座ったのもバリの近くに行きたくて。
その時の写真です。嬉しくて嬉しくて写しました。

誕生日のプレゼントに狂喜するGの隣にそっといる姉、バリ。
『良かったね』って言っているの?
『喜び過ぎ』って言っているの?

Gはバリの絵も描いたよ。

いつも優しい顔で目で私たちを幸せにしてくれたバリ。






その見上げる瞳を見られなくてかーしゃんは寂しいよ。
うーんと、うーーーんと寂しいよ。
長生きしてくれて、幸せをいっぱいくれてありがとう。
本当にありがとう。
ずーっとずーっと愛してるよ。
さようなら、バリ。
ありがとう、バリ。
もう何か月も散歩もしなくなっていたから無理だったけど
最後に海に連れて行きたかったなぁ。。。

(このブログで初めて載せた写真です)