私が出会った、老犬介護をする人たちの事を書きます。 ウォーキングをするようになって時々出会う老夫婦と一匹の犬がいます。
いつも同じ場所で会います。
小さな草むらでなにやら匂いを嗅いでいる犬(小型犬)
リードを持ち、穏やかに見守っているおじいさん。
時には犬を抱っこしていたり。
傍には、たぶん犬用のベビーカーを握って立っているおばあさん。
この夫婦とは挨拶をかわします。
老夫婦は話に花を咲かせるでもなく、ただただ穏やかにワンコを見守っています。
。。。なんかこの夫婦とワンコの周りの空気は、ほんま穏やかで、ウォーキング途中の、ほんまに一瞬のすれ違いの時間やけど、私にとっては素敵な時間です。
次は時々出会っていたおじさん。
いつもワンコを抱っこして歩いていました。
きっとたぶん、もう歩けなくなったワンコに、通い慣れた散歩道の風景を見せてやりたいのかなと想像していました。
歩けなくなった愛犬で思い出したのは、ご近所の奥さん。
この方の愛犬は大型犬でした。荷車のような物に載せて押していたり、大型犬なのに一人で抱っこして、ご自身もヨロヨロして歩いていました。
あんまり大変そうなので、思わず声をかけてしまった事もありました。
大変ですねぇ。。。
ええ。でも最期まで面倒をみてやらんとあかんからねぇ。
。。。ほんま、そう。
生き物を飼ったら最期までちゃんと責任を持ってみないとね。
私自身は犬も猫も飼った事がありません。
小さい時に野良犬に追いかけられて咬まれた経験があるからか、犬は苦手です💦
夫が亡くなった後、お葬式のために来ていた父が自宅に戻る時に言いました。
◯◯、おまえ、犬飼えや。
父は一人になってしまった娘である私を心配したのでしょうね。
番犬にもなるし、側に生き物がいると世話をしなければならないので、その間悲しみを忘れられるし、何より癒されるしね。
私はNOでした^^;
元々犬は苦手やし、何より、犬の寿命を考えると、私より先に死ぬやん!
もう嫌や。死別の苦しみは、もう二度と味わいたくないもんね。
この先も、自分自身も老齢になってきてし、たぶを犬や猫を飼う事はないでしょう。
でも何故か時々会う、老犬介護の人々の事は気になって、じーーと見てしまいます。