血と骨 | のん気に暮らします。

のん気に暮らします。

消渇婦人の気まぐれ残日録。

そんなタイトルの本あったような

 

今、亡義母の兄の法事の「辞退」ハガキが届いた。

身内だけでやるから、呼びませんということね。

コロナがひどいからもあるけど、基本もう本人同士があっちへ逝ってしまってるで昇天

関係が遠のいてる。

ご子息さんたちも遠方だしね。

法事のしきたりいろいろ、もう忘れそう。

 

義母が焼骨されたとき、大腿以外 骨はバラバラ断面が

スカスカになっていて

言わなくていいのに私はつい

あ、スカスカ・・・とつぶやいてしまい

そんなことないですよ、りっぱな大腿骨が残ってますからねー

こんな事あまりないですよと職員さん

そうだよ、すごい太い骨!と息子・娘さん(夫と義姉)

 

自分の父のときは

ちょっと早くに着いたもんだか、係の人が頭蓋骨を割るとこまで見てしまったけど

父は背も高かったけど、骨も太くてどこも壊れてなく

肺結核やら耳(片方聞こえない)やら糖尿あったけど、人体見本のような

すごい立派な骨になっていて

あれを

思い出すと

 

義母のお骨は、小さく(140㎝)粉々になっていて、頭蓋骨はまあもう壊されて

形なかったが 破片の骨は薄い感じだったと

小さい骨壺3つに分けるのに、小さく砕いて入れる時

すごく楽だった。

 

ほとんどご飯を作らず、お菓子パンばかり食べていた数十年

施設に入る前に3回転倒、見事すべて骨折

体重も60キロくらいあった、樽みたいな体形で転べば

下になった腕や手はやっぱ、折れるわな・・・

 

骨粗鬆症はどうだったか覚えないが

 

まあ骨になったものをあれこれ言うことはないんだが

他人(私)に難癖つけられると反応してしまう子供たちである。

存命中はあんなに大騒ぎだったちゅうに・・・

なんか不思議な光景だった。

それが血のつながりというものかしらん。

 

四十九日は、私、入院中で

墓参り行ってなく、納骨も見守れず

そこは申し訳なく思ってたが、何しろ墓が遠い。

義父に文句言いたい、なんであんな深い山の奥に墓たてた?

 

法名板に新しいご先祖様(義母)の法名を掘ったからと

石材屋さんから請求書が。

最近は、写真も撮ってくれる。

ので、本当はもう見に行かなくていいが、私も子供も納骨に行ってないので

先日雨の中行ってきた。

 

なんと数珠を忘れる(全員)。

ライターもマッチも付かなかったが

新品の墓参りセットのなかのマッチは幸い使用でき

そのころには雨も風もやみ(墓参りあるある!)

無事お参りできた。

 

なんとその日 義母が一瞬テレビにでたそうで(写真で)

夫はそれを事前に知ってたが

姉に言うとまたふさぎの虫をぶり返すかもしれず

私にも言わずで

うつってたかもしれないのに、チャンネル変えてもうたが!

ま、私も知らずに見たら仰天したでしょうな。

 

今も義母の落書きが家のあちこちにあって

見る度ギョッとしてるんだからな。

 

私の実家には久しく泊まりとかで帰ってなく

居ても1時間とか玄関で会わずに帰ったり

墓参りもしてないが

 

いろんないやな感じに遭わなくてすんでるのは

ご先祖様のおかげに違いないおばけくん

と勝手に思う今日このごろ。

 

しかし暑いな!おい!!絶望