仕切り直しのカンファレンス・・・。
「何が知りたいかわからない」という医者やNS
言いたい事はあるけれど・・・・
この状況下では無茶はできない・・・
当の本人には医師を変えるつもりもないし・・・・
結局。分離で決まり詳細な術式などは
再度、執刀医師との確認が必要との事で
私だけが病院へ行って医師と面談。
喉頭を残した気管分離にするか
喉頭全摘した気管分離かの選択でした。
どちらも声は出せなくなります。
この時は既に言葉としては聞き取れない声でしたが
何か伝えたい時には声を出していました。
口から産まれたの?というくらいよく喋り
周囲の人を和ませるような
ムードメーカーでしたので
声を失うのは一番辛かったかも知れません。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
以下はあくまでも個人的に感じた事です。
参考までに
気管切開
良い点として
術式は単純なので治りも早い。
万が一治ったら穴を塞ぐ事が出来ること。
デメリットとして
誤嚥による肺炎のリスクが残る
カニューレも日々進化し、昔よりもリスクは低いと説明されました。
気管分離
気管分離はいろんな術式があるようです。
ここでは、例をあげませんが、病院の症例や執刀医師の経験など、
手腕によるところがあるので「これが良い!」と言って
決められるものでも無いようです。
良い点として
気管と食道を分離してしまうので、誤嚥性肺炎のリスクを下げる事が出来る。
術式によっては、病気が治った場合、理論的には元に戻せる。
[あくまで理論上の可能性で元に戻すことはまず無いとは思いますが。]
デメリットととして
複雑な手術のため術後の管理が難しい。
完全に分離出来なくて、漏れる可能性もある。
分離して残った気管の部分に唾液や食べ物が
貯まることがあるため、衛生管理も重要。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
我が家は喉頭全摘に決めました。
単純な分離とかなり悩みました。
話せ無くなるのは分離も全摘も同じ、
違いと言えば、全摘の方が漏れる可能性が少ないこと。
喉頭全摘術は他の病気での症例が多いので、
病院や医師を選ばない事でしょうか。
いろいろ考えて、全摘に決めました。
何が良いのかは分かりません。
でも、緊急搬送では悩む暇無く
手術しなければならない可能性が高いです。
正解は誰にもわかりません。
だからこそ、どれだけ悩んで
納得出来たのかが大切だと思うのです。