2020年 1月に出血性十二指腸潰瘍の1週間入院し
退院後に主治医(訪問医)と主要な関係者で
気管切開に向けてのカンファレンスを行いました。

主人も手術に同意してくれたので
2月終わりに手術予定を組んでいただくことになりました。

主治医(訪問医)に術式は?と聞いたら
オーソドックスだと思いますと言われ
そんなものなのか・・・と安易に考えていました。

この頃はコロナはまだまだ対岸の火事のような状況でしたが
万が一コロナになったら???とか
ICUの時はナースコールはどうしたらいい?
看護師さんとどのようにコミュニケーションする?
入院中のリハビリは? 気管切開後の移乗方法は??
子ども達のことは??仕事は???
と頭の中は一杯でアタフタしていました。

そしてこの不安は一切解消されること無く・・・
しつこく入院先に多方面から連絡したので、
病棟管理者のナースと険悪なムードに。。。
こちらは不安でしかないのに・・・
「何が知りたいの?}とばっさり。。。

もぉ心折れ・・・仕方ないのでエイや!の勢いで
24時間介護のシフトを組み・・・

いざ入院。

血液検査など済ませ、執刀医から手術の説明を受けている際に
お互いに話がかみ合わず?????

私 先生・・・術式は?
医 気管切開です。

私 気管切開にもいろいろありますよね?
医 気管切開だけですよ?
私 声門閉鎖とか?咽頭摘出とか??ありますよね?
医 それは気管分離の上での気管切開です。

   オーダーは気管切開です。  

   のどに穴を開けて気道確保するだけです!

私・主人?????????
えええええええええええええええええ~~~~~~~!!!!
完全に気管分離だと思っていました。

ALS患者にとって
気管切開=気管分離だと思っていました。

気管切開=気管に穴をあける。

気管分離=気管と食道を分離する。
※ALS患者は誤嚥性肺炎かこの先々起こる可能性が高く、
現状は症状が無くても予防策として

気管と食道を分離するのが常識なんだと思っていました。

結局・・・

まな板に登る途中で退院することに
 

完全に医師の説明不足だと思いますが、
今更そんな事言っても仕方ありません。

 

1泊なのに2日分の高い個室代を払い、
痛い勉強してきました。

 



後日談としても、この時手術出来なかったら事を恨めしく思うのですが。。。。
イタイ。イタイ。勉強でした。
恥ずかしい体験談ですが・・・いつか誰かの参考になれば嬉しいです。