最近よく思い出すのです。
夫ががんの再発を繰り返し
腹膜播種になって余命半年と言われた後
急激に大きくなった腫瘍が
抗がん剤をやめてから
ピタッと成長が止まったあとの事を…
元気でたくさんの新聞を配ったり
公園で運動したり、
そんな事も頭に浮かぶのですが、
それよりも
夜寝る前に元気になって
マッサージをしてくれたり
ふとんに入って漫画を読んで
ゲラゲラ笑っている夫を見ていると
本当に夫はガンなの?
もうすぐ死んでしまうって本当なの?
そんな事を考えていた自分を思い出すのです。
30年以上一緒に暮らして
やっと分かったのです、
こんなに心が通い合ってるなんて…
この世の中に
こんなに私の事をわかってくれる人が居るなんて、
そんな幸せをくれた夫がもうすぐ
いなくなるなんて、信じられない、
信じたくない

幸せを噛み締めながら
不安で不安で仕方が無かったあの時のこと
夫は俺は病人なんかとちゃう、
もうがんは治った
そんな事を屈託のない笑顔で言ってても
私は笑えず
余計に悲しくなってました。
私が夫を支えるどころか
いつも夫に元気をもらい
支えてもらっていたのに
それを当たり前だと思っていた…
もう少し夫の心の中を
分かってあげられたら良かったのに…
人の気持ちがわからない、
情けない私
夫の身の回りの世話は出来ても
心に寄り添う事が出来たのか
夫に甘えてばかりの私に
そんな事は出来ていたのでしょうか、
分からない…
今更、こんな事を思い出しています。
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