この日の事は忘れられません。
せん妄が酷くなり
自分でも何を言っているのか
何をしているのか分からない夫でした。
怖くて、怖くて
どうすれば良いのか分かりませんでした。
せん妄が治まると我に返り
いつもの優しい夫に返りました、この時はまだ。
酷くなるせん妄、
がん末期にせん妄が起こる事さえ
この病気になるまで知らなかった、いえ
せん妄の意味すらはっきり知らなかった
不勉強な私でした。
国民の2人に1人ががんになると言われているのに
早期発見や検診ばかり勧め
いざ末期まで進んでしまったら
病院から追い出され、緩和ケアか在宅で
何とかしろと言うのが政府の方針なら
末期がんになればどうなるのかも
介護者には事実をもっと知らせるべきだと思います。
いたずらに不安を煽るのも
良くないかも知れません
しかし、何も知らず在宅を選び
次々と襲ってくる問題や苦しみには
知識がある方がそれなりに
対処できたかも知れない、
私だって夫にあんな事を
言わずに済んだかも知れない
そんなふうに思いました。