闘病記 100〈入院〉の続きです
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イレウス管 

https://ameblo.jp/8221chan/entry-12365812724.html

夫の様にがんで小腸が塞がってしまった
腸閉塞でないなら
イレウス管と絶食だけで治ることも
多いそうですが
夫の場合はそうは行きません。
ガンの進行はもう抑えられないので
塞がった小腸は元へ戻ることはありません。

退院するにはバイパス手術しか
方法はありませんでした。
がんを残したままの延命の為の手術
少しでも生活の質を上げる為の手術
夫の本心はこんな手術を望んでいたのでしょうか?

もしも私がいなければ
夫の母の様に食事が出来なくなり
点滴だけになった時点で
点滴を拒否して自ら死を選んだのではないか?

私はそんな事も考えました。
しかし夫はためらわず
バイパス手術を選びました。
その為の処置として
前日あれ程暴れて入れる事が出来なかった
イレウス管をもう一度
今度は主治医のM先生に
入れてもらう事に迷いはありませんでした。

その後の夫は
自分の体から出てくる廃液が
チューブを通って行くのをじっと眺めては
途中で止まっている液を
容器に流し込んだり
飲み物は飲んでもいいと言われていたので
牛乳やコーヒーを飲んでは
廃液の色が変わるのを見て面白がっていました。

あれが食べたい、これが食べたいと言ったり
廃液をおもちゃにしたり
子供のように無邪気な夫でした。