夫の胃ろう手術の間、心配でたまりませんでした。上手く行かなかったらどうしよう、上手く行けば行ったで今度はどうやって世話をして行くのか、不安がまた私に押し寄せてきました。

胃ろうについてネットで検索しても、本来胃ろうは栄養を入れるのが目的なので、廃液を出す事についてはいくら探しても何も出てきませんでした。

結局予備知識は全くなしで、その事が一層私の不安を掻き立てました。

何とか手術を待ってる間時間を潰そうと、夫の病室に有るゲームや本に手を伸ばしたものの、全くその気になれませんでした。

どれ程待ったか分かりません、そんなに長い時間では無かった筈ですが、イライラしながら待っているとやっと夫が帰って来ました。

鎮静剤が効いているのか、夫は眠っていました。

看護師さんは無事に胃ろう作れました、と言いお腹の真ん中の小さな穴についている、ボタンのような物を開けました。

そして用意して来たチューブの尖った先を、胃ろうの穴に差し込みました。

チューブの反対側は点滴棒に括り付けた専用の容器に繋ぎました。

チューブの中を廃液が流れ、容器の中に入って行きました。夫もチューブを差し込む時に目を覚ましたので、自分の身体の中から流れてくる液体をじっと見ていました。

私はほっとするのと同時に、これからの事を思うと夫が可哀想になりました。

嘔吐の心配はなくなるでしょう、そしてイレウス管もいらないでしょう。

しかしこれで夫は固形物が食べられ無くなると思います。

高カロリーの点滴も内蔵の負担を考えれば怖いと思います。

M先生の言った月単位の余命、考えたく無いけれどもこんな姿になった夫を見て、その事が頭から離れなくなりました。



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