先日イオンへ買い物に行った時、久し振りに知り合いのMさんに会いました。
Mさんは私が夕刊を配っていた時のお客さんでした。
Mさんはとても気さくで私が集金に行った時などは、いつも話し込んでいました。
その時はMさんのお母さんが、がんで入院していました。3ヶ月しか同じ病院に居られないからと言って、次の病院探しをしながらMさんはいつもお見舞いに行ってました。そして1年以上入院先を替えながら亡くなりました。
その後Mさん自身も乳がんになり、抗がん剤の副作用で苦しみながらも、いつも陽気でマンションの掃除の仕事も頑張っていました。
いつもの様に夕刊を配ってMさんの家の近くまで行くと、救急車のサイレンが遠くから聞こえて来ました。
Mさんは家の前で何だか慌ててました。不審に思って私が近くまで行くと、玄関の戸が開けっ放しでした。
私はどうしたのと聞くと、Mさんはお父さんが倒れてると言いました。じゃああのサイレンはと聞くと、私が呼んだと言いました。
私はちょうど通りかかった、豆腐を自転車で売っているおじさんを呼んで、扉をはずしたり家の周りの片付けを手伝いました。
すぐに救急車が来て中で心肺蘇生をしている間、Mさんは気丈にもお友達に電話していました。
Mさんは一人っ子でご両親はすでに他界され、結婚している一人息子さんに連絡がつかず、お友達に頼み事をしていたみたいです。
その後も、今度は近所の人にも何か頼んでいました。
そして中から担架で運び出されたご主人は、身体が赤紫色に変色し、顔は歪んでいました。
Mさんのご主人は、Mさんが仕事から帰ったときにはもう息をしていなかったそうですが、まだ身体が暖かかったので、心臓マッサージをしながらそのまま救急搬送されました。
その後不審死の疑いがあったらしく、解剖されたとの事。結局大動脈瘤破裂だったそうです。
気丈なMさんは自分もがん患者でありながら、本当は辛かったのでしょうが、ご主人の死後もそれ迄と変わらすずいつも元気にしていました。
イオンで会った時Mさんは、3年間は本当に辛かったんよ、でも今は引っ越した先のご近所さんと、仲良くやってるから大丈夫よと言ってました。