手術中は外のロビーで待つのですが、この日は土曜日と言う事もあり、あまり家族の人は居ませんでした。いつもなら先生や看護師さんがしょっちゅう前を通るのですが、それもあまり無くがら〜んとしていました。
準備をしている間は、忙しさで夫の心配迄する余裕が無かったのですが、静かなロビーで娘と二人でいると急に不安が襲って来ました。
一度は手術をする事で夫は助かると思ったのですが、先生の言っていた播種が進行するという言葉がよみがえり、夫の事が心配で堪らなくなりました。
手術は上手くいってるのだろうか? またすぐに播種が進んで大きながんが出来たら? 腸閉塞になってしまうの?
神様、お願い夫を助けて下さい!
お願いしながらずっと待ち続けました。
永遠に続くのかと思われた手術は、意外に早く3時間足らずで終わりました。
手術後、説明室で先生から話を聞きました。
虫垂が大きく腫れて、普通は小指くらいだというのに何倍にもなっていました。
そして盲腸と小腸の一部も切除されていました。
腹膜炎になりかけていたそうで、早めに手術に踏みきって良かったと言ってました。がんも、やはり盲腸を中心にかなり広がっており、厳しい状態だという事でした。
手術後は急な手術の為にICUが空いてなかったので、ナースステーションの前の個室へ連れて行かれました。
夫は目を覚ましていて、寒い、寒いと言うので電気毛布を掛けて貰いました。
暫くすると今度は暑くなったから毛布要らんわ、それより痛いし、喉乾いたから何とかしてくれと、いつもの夫に戻り文句を言い始めました。
それを聞いて、次女は何度も何度も看護師さんを呼びに走ってました。
看護師さんは痛み止めのフェンタニルの持続点滴をマックスにしたり、ガーゼで口を湿らせたりしてくれました。
手のかかる夫で申し訳ないです!
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