繰り返される検査を続けている間、薬は飲んでいたのですが、症状は全く改善せず、食欲不振、嘔吐、お腹の張りなどひどくなる一方でした。

かと言って、それを訴えても、原因が解らないから手術は出来ない、薬を飲んでもらうしかないと、先生も困っていました。

仕方がないので、せめて少しでも食べ易く、栄養価の高いものを食べて貰う工夫をしました。

普通に食べると十二指腸が狭窄しているので、殆ど戻してしまい、また硬いものや消化の悪いものは引っかかってしまい、その後丸一日は食べられなかったので、少しづつ水分が多くてカロリーの高いものを摂るようにしました。

牛乳があまり好きでない夫に、何とかして飲ませて上げたくて、冬には野菜の裏ごし入りのポタージュ、夏には牛乳蜂蜜入りの果物ミックスジュースを毎朝作っていました。

パンや半熟卵、豆腐、また甘い物の好きな夫は、ケーキやプリンもよく食べていました。

夫は自分でもフードプロセッサーを買ってきて、魚や野菜をすり潰して団子にしたり、カレーやシチューに入れたりと、できる限りの工夫をして少しでも食べようと努力していました。


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