🎄7結婚はじめてのクリスマス🎄
須藤先輩から紀子ママへ電話の日ー入江家夕食後のキッチンで
紀子ママと琴子が夕食終えて、後片付けと明日の朝食準備をしている!
「琴子ちゃん!
今日ね!琴子ちゃんと直樹か入っているテニス部の須藤くんからって人からお電話があったの。内容はね……」と須藤先輩からの電話内容をつらつらと話し始めた。
琴子は
(マァ!須藤先輩!
あんなに!ダメ!と言ったのに!
お義母さんを巻き込んで!
これは大変なことになるわぁ!)
と思いながら、紀子ママのお話を聞いていた。
琴子は
「っで!お義母さんは
テニス部スキー合宿とクリスマスパーティ参加するの?」
と聞いた。
紀子ママは
「私だけではないわよ!パパも裕樹も相原パパもチビもよ!琴子ちゃんのお友達も皆よ!皆さん誘い合わせてテニススキー合宿とクリスマスパーティ盛り上げましょー」
琴子は紀子ママの発想とガッツにびっくりした。
「お義母さん!仁子と里美は去年のクリスマス彼氏とデートだから、今年もデートで二人ですこしたいとおもうんですよね!」
とうっかり去年のクリスマスの夜を話してしまった!
紀子ママは去年のクリスマスの日を思いめぐらしてー
「えぇ〜
あの日は仁子さんと里美さんがおいでになって3人でクリスマスパーティ楽しんだんじゃなかったの?あっ!私達が出かける時に里美さんからおでんわがあつまたわよね!
じゃ!その後仁子さんも彼氏と……
琴子ちゃんは、お一人様だったの!
えぇ!ショック!
私はねぇ!
琴子ちゃんが小さい頃から
お誕生日もクリスマスもいつも一人でお留守番していたと聞いていたから、一緒に住んでからは絶対に寂しい思いはさせない!といつも思っていたのよー
そねなのにー
不覚だったわぁ!
そうよ!
出かける時に里美さんからお断りの電話があった時、仁子さんはどうなのかもう一度確認しておけばよかったのよね!
ごめんなさいね。」
となんだかんだと感情的になり声が大きくなっていった。
話のはじめに須藤君と言う単語が紀子ママの口から出た頃から直樹は気になりキッチン脇で腕を組み黙って二人の会話を立ち聞きしていた。
琴子はあの夜のことは直樹とふたりきりの思い出にしておきたくて何も語らず
「お義母さん!
大丈夫ですよ!
十分お義母さんやお義父さん、相原の父、裕樹君入江君チビ、皆に大切にされていることを感謝してます。
私は幸せ者です。」
と紀子ママを慰めていた。
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