6🎄 結婚はじめてのクリスマス🎄
須藤先輩から「入江家ファミリークリスマスパーティ参加予定者もスキー場へ……」
のことばで
(ホテルの貸し切りじゃないし!
入江家主催じゃないし!
入江家ファミリークリスマスパーティ参加予定者もスキー場へとのお誘い……
パパも賛成してくれるはず!
それなら直樹も怒らないわよね!
それに琴子ちゃんと直樹のペアーのスキーウェアー可愛いわよねー!お写真撮りたいわぁ!
青年達とのクリスマスパーティ!なんだかワクワク楽しそう!
やっぱり!でも!)
と心はスキー場での琴子と直樹のペアースキーウェアーやスキー合宿の青年達とのクリスマスパーティなどなど楽しい様子がぐるぐるめぐっていた。
須藤先輩は電話中に突然、紀子ママがスキー場への妄想世界を楽しみはじめ話が止まってしまって、しばらく様子を伺って待って
「あ の ……
い り え く ん の お ふ く ろ さ ん?」と遠慮がちにゆっくり声をかけてみた。
紀子ママは
「あっ!はい!何かしら?」
とすっ飛んきょな声でとぼけた返答をした。
須藤先輩は先程ことわられたにもかかわらずもう一度誘ってみた!
「スキー合宿でのクリスマスパーティ参加どうします。
是非参加してください。」
紀子ママの心のなかはスキー合宿での琴子と直樹でいっぱいで思わず
「わかったわぁ!琴子ちゃんと直樹、結樹、琴子ちゃんのパパ夫と私で参加するわぁ!」
と返答してしまった。
須藤先輩は思わずガッツポーズーを決め
「おふくろさん!最高です!
ところで入江家ファミリークリスマスパーティご招待のメンバーはどうされますか?」
と訪ねた。
紀子ママは
「そうねぇ!まだ皆さんには声掛けしてないから皆さんそれぞれで楽しんでもらって良いと思うのよね!」と……
その日の夕方須藤先輩は
「あの!松本?今年のクリスマスはテニス部スキー合宿を開催しての……
クリスマスパーティってどうかなあ?」
と松本裕子へ電話した。
松本裕子は
「須藤先輩!
私その日は忙しいから合宿お休みします。」
とぶっきらぼうに断った。
須藤先輩は
「あっ!待って切らないで!この合宿入江も来るんだ!なぁ!どうだぁ!松本も来るだろ!」
とことわられても、もう一度誘ってみた!
松本裕子は
(入江君が合宿に来る?
琴子さんは?えぇ!琴子さんなんかどうでもいいわぁ!あぁ!
合宿抜け出して入江君と二人だけのクリスマス🎄)
と思いを巡らせて
「入江君が参加するの?
琴子さんは?」
と聞いた
須藤先輩はどうしても松本裕子とクリスマスを過ごしたくて、すかさず
「相原の親父さんの店年末は忙しくて手伝いにかりだされて来られないそうだよ!」
と口からでまかせを言ってしまった。
松本はハレハレ声で
「わかったわぁ、何とか時間作ってクリスマスの日には参加するわぁ!」
と言って電話を切った。
須藤先輩はバンザイポーズで小躍りして喜んだ……
その日の入江家では
夕食の片付けの時
紀子ママが琴子に
「今日!
琴子ちゃんと直樹のテニス部の須藤君って方からお電話があってね……」
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