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「リアム16歳、はじめての学校」(2017年)

 

 

あらすじ

学校に行かずに自宅教育で育ち、16歳で初めての学園生活をスタートさせることになった少年の姿を描く、カナダ製の学園ドラマ。16歳のリアムは有名大学に入学してホーキング博士のような天文学者になることを夢見ながら、学校には通わず家でシングルマザーのクレアからの英才教育を受けていた。そんなある日、リアムは高卒認定試験を受けるために公立高校にはじめて足を踏み入れる。リアムはそこで義足の美少女アナスタシアを見かけ、人生ではじめて恋に落ちる。一目ぼれしたアナスタシアに近づきたいという一心で高校に通学することを決意したリアムの、初めての学園生活がスタートするのだが……。母親のクレア役を「ジュラシック・ワールド」「アントマン」シリーズのジュディ・グリア、リアム役を新人のダニエル・ドヘニーが演じる。監督は「ウォークラフト」「デッドプール」などで俳優としても活躍するカイル・ライドアウト。

2017年製作/86分/PG12/カナダ
原題:Adventures in Public School
配給:エスパース・サロウ

(映画.comさんより)

 

 

 

予告動画

 

 

 

 

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感想

 

映画とかで「自宅教育」ってちょくちょく聞くけど、凄くないですかあんぐり!?

ある程度一般常識とかは教えられたとしても、勉強が無理だわ。

小学校とか中学校レベルの教育なんぞ、無理だわ!

 

 

 

 

それにやっぱり親以外との人との関係や経験って学校には勝てない気がする。

もちろん親子関係で十分満たされることは可能だろうけど、相性の良い人だけじゃなく相性の悪い人との付き合い方とか、予測できない嬉しい経験や辛い経験、悔しい思いや達成感とかって、集団生活ならではのことだしね不安

勉強みたいに決まった式があるワケじゃない分、経験が全てだ!みたいな。

人との付き合いを通して、自分の本質とか性格って見えたりするし。

 

 

 

とか真面目に色々考えちゃいつつ......

「自宅教育」とかを抜きにしても、毎日毎日ほとんどの時間を子どもと向き合えるママって、それはそれで尊敬しちゃう。

平日の朝8時、旦那も息子も出て行った瞬間からノビノビウキウキしちゃう私って泣き笑い?罪深く感じちゃうじゃない(笑)

 

正直どうやって稼いで生活してるの!?って疑問だったけども(笑)過保護とは言えども「母親」という枠を超えて「友達」であり「先生」であり......って、すげ~しか出ない。

 

 

 

 

だけどこういう場面見ると心配になる(笑)

 

 

16歳の息子リアム(ダニエル・ドエニー)が可愛いあまりにただ巣立ちを遅らせてるヤバイママんなのかしらって。

 

プロムの場面とかも痛い......痛すぎやしませんか(笑)?

ママやおばあちゃんしかいないプロム。

ママの愛情は感じても傍から見てたら気の毒すぎる。

リアムがピュアだから外の世界を知らないから余計にね。

 

 

手帳に書いてた「友達リスト」にも家族以外の名前が誰一人なかったのも泣けるやないの。

勉強の合間に遊んで来ていいわよと言われ、庭で一人ボールを蹴ってる姿とか、胸が痛いやないの。しかも下手すぎて幼稚園児みたいなボール蹴り(笑)

 

だけどリアムはこれが当たり前に育ってるし疑問も感じない。

もちろん不満もないからママに反抗もしません。

 

 

だけど「高卒認定」のために高校に初めて足を踏み入れて状況が一変!

 


 

 

自分と同じ世代の若者がワチャワチャしている学校で目にする光景は全てが刺激的!

皆が普通に認知していることも知らないリアム。う......浮きまくり!

 

だけど廊下で見かけたアナスタシアという女の子に一目惚れしたことで、高卒認定にわざと落ちて学校に通いたいとママに懇願。

よく分からないテンションと下心丸出しな校長の承諾でとりあえず通学が許可されて、リアムの学校生活がスタート。

 

 

特別人見知りとかもなくマイペースでズンズンドンドコ進んでいくリアム。

どちらかと言えば分からないからこそポジティブに過ごせる感じかな。

アナスタシアと仲良くなりたくって前向きに頑張ってる姿、イキイキと学校に通う姿にワクワクしちゃう。

だけどママは息子に意思が芽生え反抗的な態度を取ったりするし、心配が増えて仕方ない。

 

でも閉じ込めようとか、裏工作をして学校を辞めさせようとはせず、基本的にポジティブだから、観てる方が一緒に沈む感覚は無し。

ママもママなりに息子の成長と変化について行こうと前向きに考えて動いているところは素敵。

ママを演じたジュディ・グリアの”陽”なオーラがピッタリはまってた気がするな♪
 

その角度から攻める!?みたいな意外性はやっぱり持ってる人だったけど(笑)、息子に釣られて自身もステップアップしてたのも良かったな。

結果リアムもママもHAPPYだったから♡

 

 

親として子どもを守ってあげることも重要だけど、適切なタイミングで巣立たせるのってマジで大事ですね。

 

 

作品関連の画像からも分かるけど、ファッションや小物の色使いとかインテリアとかがPOPで可愛いし、観終えた後に元気になれる作品でしたよ。

 

 

一時間半ってとこもコンパクトで良き!

 

 

 

 

 

 

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