養鶏場で働いていて思ったこといろいろ | ぶらぶら散歩、心の散歩でつぶやいてみる


新しい仕事に就いて2か月が過ぎた
毎日、ヒヨコのお世話をしている🐥
ちっちゃなピンポン玉くらいのヒヨコを、ほぼ、ニワトリくらいの大きさまで育てて出荷する仕事。
最初の頃は、小さなヒヨコが、だんだん大きくなってきて、ヒヨコ達の歩く後ろ姿を見ていると、ちょっと複雑な思いが沸いてきた…
人間に食べられる為に生まれてきたヒヨコ達…


何も知らずに、餌を食べ、水を飲み、大きくなったら殺されて食肉になる。

でも、ある日、いつものようにヒヨコの後ろ姿を見ながら仕事をしていると、一羽のヒヨコの後ろ姿が急に崇高に見えてきて、「私達は限りある命を潔く生きているのです。」と言ってる気がした。
そして、ピンと首を立てて、私の前を歩いていった。

勝手な私の妄想かもしれないけど、それからというもの、ヒヨコ達を見る目が変わった。
潔く生きているヒヨコ達は、カッコいい🐤

何事にも囚われず、今を生きる…
そして使命を果たす…

スーパーに行けば、白いトレーに入った肉がきれいに並んでいる。
ドロのついていない野菜たちも、ちゃんと根っこがきられて、きれいに並んでいる。

何気ない日常、それが当たり前の日常だけど、たまには、ふと立ち止まって、そこに並んでいる、肉や野菜たちが、ここに並ぶまでの過程を想像してみると、食べる事、生きる事の捉え方が少し変わってくるかも…