THE BLUE HEARTSの5thアルバ
ム「HIGH KICKS」(1991年)収録。
作詞・作曲は甲本ヒロト。
シンプルで分かりやすいメロディを
持つ心地よいテンポのマイナー調の
アコースティックロック・ナンバー。
心に刺さる歌詞も含めて隠れた名曲
と言える。
曲はバンド演奏とヒロトのボーカル
とメンバーのコーラスが同時に始ま
形でスタートする。その後はAメロ
→サビの構成。どちらも少し哀愁が
あるメロウな情緒を感じさせてヒロ
トらしい。歌詞は抽象的な表現を使
い、歌い方も少し脱力的であるが、
それがかえって優しさを感じさせて
人の心を癒す。サウンド面ではマー
シーのギターが懐しく温かい感じの
音色を奏でていて、Aメロのバック
や中盤のソロは特にエモーショナル
だ。またサビのバックではタンバリ
ンやキーボードなども加わり音に変
化と厚みを加えている。
♪ ネオン ネオン ネオンサイン
ネオン ネオンサイン
夜の街 光る街
つくりたてのビルの街
冒険野郎のかくれんぼ
誰が呼んでも応えません
遠く離れて光るものは
僕の洋服のボタンだよ
一番乞われやすい物は
シャボン玉なんかじゃ
ありません
あれはネオンサイン
真夜中の道しるべ
犬も猫も人間も
寄り道するんだよ
置いてきな 悲しい事は
銀行にあずけてきな
決して泣いてはいけないよ
友達に心配かけるから
恋人の事なんだろ
くわしい事は知らないけど
冒険野郎の仲間だろ
バーボンでおとぎ話をつくろう
きずだらけの星があり
きずだらけの人がいる
できるだけ美しい花を
咲かせて行くんだよ ♪