矢沢永吉の東芝EMI時代のアルバム

「the Name is...」(1994年)収録。


永ちゃんの情感の込められた味わい

深いボーカルを堪能できる美しく崇

高な雰囲気のダイナミックなスロー

バラード。


イントロは綺麗なピアノとシブいサ

ックスのハモリによりアダルトに始

まる。歌メロはピアノを主体とした

弾き語りで、永ちゃんのボーカルが

いきなり熱が入った圧倒的な歌唱で

強烈にその世界に引き込まれる。こ

の大人の男の情感はホント凄い。特

にサビは素直なメロディながら奥深

い日本人好みのワビサビを感じる。

バックの演奏はサビからドラムが静

かに入り出し、間奏の哀切なサック

スソロのところから本格的なバンド

演奏に。曲の後半は音に厚みが加わ

り力強さを増す。永ちゃんが日本最

高のバラードの歌い手であることを

しみじみと感じさせる曲と言える。


♪   黄昏てく...Fu 街よ Oh

  悔いはないか?今...

  地平線に...Fu 残された

  美しき空のはかなさ Yeah

  誰かの背中みたいに見えるぜ


  いつの日か もう一度 逢おう

  何も変わらぬ 二人のままで

  いつ いつの日か

  もう一度 逢おう

  夢を見ていた この場所で ♪