目の前に活発な噴火を続ける日本有
数の活火山・桜島を抱く鹿児島市は
温泉天国と言える。市内の銭湯も基
本的に全て温泉で、市のHPによる
と源泉数は270以上ある。400円台
で毎日違う温泉も楽しめるこの環境
は日本で一番恵まれていると思う。
3日間温泉に入り続けてみた。行っ
たのは市内北部の「T湯」「K温泉」
「M温泉」。特に気に入っているの
は前の2つ。何れもお湯の質が素晴
らしい。
T湯は単純温泉(低張性、弱アルカ
リ性、高温泉)。内湯のお湯はツル
ッツル。ここは夜遅くまでやってい
て入浴客も多い。サウナが2つと露
天風呂があるので、色々楽しめる。
今回は内湯→遠赤外線サウナ→露天
風呂→洞窟サウナ(天然石、低温の
遠赤外線)→内湯という順番で楽し
む。洞窟サウナは低温なので10分
ぐらいしてジワーッと汗が出てくる
が、何となく身体の芯から汗ととも
に老廃物が出てくるような気がする。
市内の外れ、K温泉は混まないので
ゆったりと人に邪魔されず自分のぺ
ースで温泉に入れる。ここは弱アル
カリ性単純温泉。とにかく無色透明
の清水のようなツルツルのお湯の質
が最高。ホントのホントに源泉とい
う感じでお湯がかなり熱い。内湯が
2つあり、広い方は少し熱めだが普
通に入れる。地下600〜700mから
湧き出るお湯は飲泉でき、胃腸にも
良い。狭い方の内湯はメチャ熱くて
腰まで入ったら熱くて我慢できず肩
までつかった記憶がない。絶対45
℃以上あると思う。もう一つ、ひな
びた温泉にしては立派な露天風呂が
あり、こちらは外気に触れているか
らか内湯よりぬるめで長くゆっくり
入れる。今回も貸し切り状態で外の
山林を眺めながら、音も掛け流しで
流れるお湯の音しかしない中、結構
長い時間つかっていたら心も洗われ
た。風呂を出た後は、中年男でも肌
がすべすべになって気持ちが良い。
ここに住んでいたら毎日温泉三昧だ
なぁと羨ましくなって仕方ない。入
浴後の牛乳やカルピスなど飲物の心
地良さも格別この上ない。