北海道から広島まで、広域で店舗展

開している鰻料理店の某首都圏店舗

を初訪問。リーズナブルな価格設定

で鰻をもっと身近に感じてほしいと

いうコンセプトはありがたい。


12:15に着くと店内は半分弱の入り。

気軽にとは言っても小綺麗な佇まい

の鰻屋はやはり一般には敷居が高く

感じられるのだろう。


初めてだったので、一番廉価な「う

な重(梅)」を注文。ニホンウナギを

海外の厳選された養殖場でじっくり

大きく育て上げ、高品質と一般的な

鰻屋と比べても大きな身を実現して

いると説明に書いてあり、また関東

風の蒸し焼きで提供することによっ

て余分な脂が落ち、ふっくらとした

柔らかい食感を楽しめるとある。


意外と早く、10分弱で到着。うな

重とお吸い物、継ぎ足し用のタレ、

お新香と薬味がお膳に並んでいる。

うな重の鰻は1尾。思ったより大き

く、寂しくなるような小さいもので

はなかった。先にお吸い物を一口飲

むと上品な薄味。鰻はふっくらして

いて柔らかく、こちらも上品な美味

しさだ。もう少し脂が載っていると

嬉しいが、1,000円台にしてはちゃ

んとした美味しさで良い。タレも薄

味なので、ダボっと継ぎ足す。タレ

はかなり甘いが、その方が個人的に

過ぎなので嬉しい。お新香も上品な

味。薬味として刻みネギとワサビが

供され、少しだけ試したがあまり合

っているとは思えず。お吸い物に肝

は入っておらず、リーズナブルにす

るために削っているところはあるが、

鰻の味は良かった。老舗店だと4〜

5千円するうな重が遥かに安く食べ

れるのはやはり嬉しい。BGMで坂道

グループと思しきアップテンポな曲

がずっとかかっていたのは鰻屋さん

にしては攻めてるなと思った。