沼津港の飲食店街にある人気の魚料

理店の魚河岸店を訪問。正午過ぎに

着くと満席だったが、5分待たずに

席に案内される。入口近辺の壁には

所狭しと有名人の色紙が貼ってあり、

店内は観光客が多いようで活気があ

るが地元のサラリーマン客の姿も。

昭和41年創業なのでかなりの老舗。


デカ盛りでな有名な「海鮮かき揚げ

丼」と海鮮丼の「丸天丼」を注文し、

妻とシェア。5分ほどで丸天丼が先

に到着。有頭の生えびや数種類の赤

身・白身のお刺身が載っているが、

特徴的なのは地元名産でもある生し

らすと生桜えび。生しらすはもっと

生臭さや苦みがあるかと思ったが、

全然そんな心配は不要だった。産地

が近く新鮮だからだろう。

海鮮かき揚げ丼は少し遅れて到着。

このビジュアルは強烈だ。海鮮かき

揚げは直径10cm・高さ15cmほど

の巨大な円柱形。これが垂直に立っ

た形で三つ葉を散らしたご飯の上に

載っている。最初は高インパクトの

話題作りもあったのかもしれないが、

すっかり定着してしまったようだ。

かき揚げを横に倒して上から天つゆ

を回しかけて食べ始める。外側はカ

リッと揚がっているが全体としては

サクサクしていて脂ギッシュという

よりサラサラ乾いた感じ。中にえび

・小柱・玉ねぎなどがたっぷり入っ

ていて美味しい。天つゆが潤滑油的

な役割をし、三つ葉も良い緩衝材に

なってご飯が進む。だが半分過ぎぐ

らいから胃が重くなってくる。やは

りこのデカさはちょっとやり過ぎ。

申し訳ないなと思いつつ、天かすと

ご飯はほんの僅かだが食べ切れなか

った。それでもお腹はパンパン。丼

の両方にそれぞれ付いていたあら汁

は魚介の出汁がよく出ていて美味し

かった。


メニューには、えびやあじ等のフラ

イやまぐろのテールシチューなども

あって、やはり港の食堂街は魅力的

だなと感じた。