BOOWYの6thアルバム

「PSYCHOPATH」(1987年)収録。

 

アルバムのオープニングを飾るビー

トが効いた超カッコいいアップテン

ポのロック・ナンバー。

 

イントロはスリリングに煽るキーボ

ードの速弾きリフレインで始まり、

重低音の布袋寅泰のギターリフが加

わる。このリフが「オペラ座の怪人」

を想起させるのはご愛嬌だが、最初

の40秒はマイナー調でやたらとカッ

コいい。氷室京介のボーカルが入る

と曲が少しだけテンポダウンし、暗

さが薄れて軽快な曲調に変化。彼独

特のボーカルにはこの方がしっくり

来る。バックのギターも小気味良い

カッティングに変わる。Bメロにか

けてボーカルは流麗かつ伸びやかに

なり、リズミカルで分かりやすいサ

ビに突入。ギターはまた変化し、再

び重厚で迫力あるリフになる。

中盤のギターソロは曲調に合った高

音のシンプルでメロディアスな旋律

だが短めなのはちょっと惜しい。再

びイントロのリフに戻って歌メロを

繰り返し、最後はサビのリフレイン

でフェードアウトするのかなと思っ

ているとスパッと切れる形で終わり

意外だ。

 

♪ ブラインド越しの空は

  紫のベルベット

  たわいの無いうそで

  君を見失いそうさ

  蒼い吐息だけ

  イリュージョン・タイム

  二人溶けてゆく

 

  今夜ケアレスな悪魔を気取ろう

  ソフィアの足りない

  天使のために

  忘れさせておくれ

  イリュージョン・タイム

  秘密の仕草で

  Oh Baby 試すのは

  もうやめにするよ

  傷つくけれどマジな恋だから

 

  Liar Girl but it's all right

  Liar Girl but it's all right

  Liar Girl but it's all right

  Liar Girl but it's all right ♪