3日目をTV観戦。

舞台はフロリダ州のPGAナショナ

ル・チャンピオンコース。今週も上

限ありの有観客試合。

天候は晴れ時々曇り。

 

背の高いパームツリーが点在するフ

ラットな南国らしいコースで、18

ホール中16ホールが池に絡むとい

う池だらけの難コース。特に名物の

15~17番は難易度が高い‘ベアーズ

・トラップ’。今日は風は5~6mと

いうが、終盤はかなり強く吹いてい

た。

 

プレーヤーズ選手権とWGCに挟ま

れた日程でランキング上位の選手は

殆ど出場していない。中継が始まっ

た時点で首位のスコアは11アンダ

ーで、トップ10圏内は5アンダー

で7位タイという状況。日本人では

石川遼は8オーバーで予選落ち、小

平智は2オーバー56位タイ。

 

ベアーズ・トラップ入口の15番シ

ョートはグリーン手前から右、奥ま

でが広大な池で、距離は154ヤー

ド。16番は441ヤードの右ドッグ

で、右側に池があり2打目は池越

えとなる。17番も池越えのショー

トでグリーン手前から右までグル

ッと池。距離は179ヤード、グリー

ンは横長で左奥にバンカーがある。

ちなみにベアーズ・トラップを抜け

た18番はS字ロングで559ヤード。

2打目地点から右側はやはり池で

グリーン手前から右まで続く。

 

15番に入る前に10アンダーで首位

タイに並んでいた2人の選手の終

盤のプレーは、A・ワイズという若

手は15番のティーショットはグリ

ーン左のバンカー。2打目はグリ

ーンの向こうが池で弱めにしか打

てず、ピン手前10m。そこから2

パットでボギー。16番は左ラフか

らの2打目がグリーン左のラフ。こ

こは寄せワンでパー。17番のティ

ーショットはグリーン奥のラフ。2

打目をパターで寄せにいったがピ

ンを2mオーバーし、返しのパーパ

ットがカップ右に蹴られボギー。ベ

アーズ・トラップで2打落とす憂き

目に合い、最後18番もティーショ

ットを左の湿地帯のラフに入れてロ

ストし、4オン2パットのボギーで

7アンダー3位まで転落。

 

一方のM・ジョーンズというベテラ

ンは、15番のティーショットがグ

リーン左の刈り込みで寄せワンの

パー。16番は左ラフからの2打目

がグリーン手前だったが、ここも寄

せワンでパー。17番のティーショ

ットはグリーン左奥のバンカーで、

2打目アプローチは同じく強く打ち

過ぎると池という重圧の中でピン

奥1mに寄せてパー。18番も3オ

ン2パットでパーとし、10アンダ

ー首位をキープ。

 

比べてみると15~17番のベアーズ

・トラップで両選手とも1回もパー

オンしていないのに、グリーン周

りのリカバリーで2打差がついた

事になる。明暗がここまでハッキ

リ出ると分かりやすい。

上位陣で名の通った選手は少ない

が、5アンダー7位タイにZ・ジョ

ンソンの名も。小平は明日の最終

日はアンダーパーが出ると良いが。