世田谷区三宿にある、‘潮州味の麺

専門店’。1953年に香港で創業し、

ここが日本第一号店のようだ。

HPには、‘中華とは一線を画す潮州

の味わい’、‘あっさりとしていなが

らコクのある深い味覚…’と書いて

ある。

 

麺類には‘スープ麺’と‘つゆなし麺’

がありどちらにするか迷ったが、

結局つゆなし麺を選択。麺の種類

は日本麺ではなく、迷わず香港麺

に、また具もチャーシュー・牛バ

ラ・ワンタン・野菜など数種類が

あり、これは好みで牛バラにした。

 

約5分で着丼。つゆなし麺だから

かスープが付いており、これをま

ず一口。鶏の出汁が効いていて薄

味ながらメチャ美味しい。きっと

スープ麺はこのスープに麺が入るの

だろうなと想像すると、つゆなし

麺を選んだおかげで両方を味わえ

て良かった。次にメインのつゆな

し麺。器には素麺のような極細麺

が盛られ、その下の方にタレが少

量入っている。具の牛バラが10片

ほどと青梗菜が麺に添えられてい

た。

麺は極細ながらコシがかなりある。

ほぐれにくいのが少し気になった

が、甘じょっぱいタレに絡めて食

べると意外とあっさりしている。

タレは肉の角煮に使うような味だ

があまり脂が含まれてないからだ

ろう。牛バラは脂身の部分は柔ら

かく、肉の部分は相応に歯応えが

ある。いろいろな部位があるのは

嬉しい。卓上には自家製の辣椒油

が置いてあり、これをスープに入

れて味変。かなり刺激的な辛さで

味が引き締まったが、強烈すぎて

折角の鶏の出汁の味を感じなくな

ってしまった。

 

麺だけでなく、香港料理店として

数多くのメニューがあったので、

機会があればまた訪れて一品料理

も味わってみたい。