最終日をTV観戦。

舞台は袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦

コース。天候は晴れ。

 

各ホールを林にセパレートされ、厳か

な雰囲気が漂う名門コース。木々は

高く育ち、コース幅を狭く見せている。

スティンプメーター12.5とグリーンは

速い。終盤16番と18番がパー5なの

で、優勝争いは最後までスリリング

な展開が期待される。

 

中継が始まった時点で首位は川村

昌弘で14アンダー、1打差の2位に

今平周吾。更に2打差の11アンダー

3位タイに石川遼。

 

15番は左ドッグ。ティーショットは今

平が左の林に曲げ、川村は右ラフ。

今平の2打目は真横に出すだけで、

3打目でピン左3mにオン。川村は

2打目をピン左50cmにつけるスー

パーショット。今平はスライスライン

を決めてナイスパー、川村は難なく

バーディーで15アンダーに伸ばす。

これで2人は2打差に。16番は左ド

ッグのロング。ティーショットは川村

が右の林、今平はフェアウェイ。2

オン狙いの今平の2打目はグリー

ン手前の花道、川村はレイアップ

後の3打目でピン左8mにオン。今

平は3打目アプローチをピン左奥

1mに寄せてバーディー、川村は2

パットでパー。これで今平が14ア

ンダーに伸ばして1打差に迫る。

17番は231ヤードと距離が長いシ

ョート。今平は綺麗なドローボー

ルでピン奥3mにナイスオン、川

村はグリーン左のラフ。川村の2

打目はピンを3mオーバー。直後

に今平が軽いスライスラインを決

めてバーディーとし、川村のパー

パットには重圧がかかる。川村の

パットはカップ左を抜けて痛恨の

ボギー。これで今平15アンダー、

川村14アンダーで首位が逆転。

最終18番ロングは真っ直ぐだが、

グリーン右手前の池が2オンを

難しくしている。ティーショットは

今平がフェアウェイ、川村は右ラ

フ。2打目は川村がグリーン左ラ

フ、今平はグリーン右のバンカー。

最後まで優勝の行方は分からな

い。3打目。川村はピン1m、今

平はボールがカップをかすめて

川村の少し外側に寄せる。この

大詰めの場面でもプロの技はや

はり凄い。結局2人ともバーディ

ーパットを決めて、今平が16アン

ダーで優勝。成績は安定してい

るので今季初優勝、通算2勝目

というのは意外。川村はチャンス

を生かせず残念。17番が痛かっ

た。

 

石川は17番ボギー・18番バーデ

ィーで終盤スコアを伸ばせず11

アンダー4位タイで終戦。選手会

長兼任で大変だろうが、ショット

はかなり復調したようだ。ぜひ男

子ツアーを盛り上げてほしい。