「じゃそろそろ帰ろうか…明日、休みだしね、朝行くんでしょ!?」


「行きますよ~キャキャ」


「しょうこ本当好きだなぁ~首都高飽きない?アタシはもう大人だから卒業だけどね~」


「ちょw子供みたいじゃん。いいの、慣れたから走りやすいし、捕まらないし一般道よりw」


「じゃ、またね~…早く彼氏つくりなw」

「ぶww…

うん!」


レイコ先輩とは、帰り道が違うので、お台場の駐車場で別れた。

しょうこはレインボーブリッジに向かって車を進める。



パッ! パッ!


「ん?!」


パッ!

「何?」


後ろをついてくる車のライトが光っている。


「あれ、パッシング!?」

しょうこは、何か怖かったので、やり過ごそうと、路肩に並んで駐車している車の間にスーッと入って止めた。

ところが、後ろの車は隣りに来て車をとめた。

ここは、3車線なのに……

ってか、しょうこ自身、ココに車をとめたのが失敗だったのに気付いた。

前も後ろも車…しかも隣に車w

抜けれないじゃん!


バタン!

ぅへ…おりてきたし

「ギャルさん!」

車のウィンドウをあけた。


「……何ですか?」


思わず、そう言われて答えてしまった。

「初めて話す事できた。いつも車だったから、近くで見ると可愛いんだね!」


「あ…」

隣りの車知らないし、きっと勘違いしてるのかも。

「あの~多分人違いだと思います!」

「え?しょうこさんでしょ」



「はい!…あれ」


しまった。ギャルさんもしょうこでしょ

「なんだ~忘れられちったかぁ~久しぶりだもんね無理ないかぁ~ァハハハ
でも、会えて嬉しいなぁ~あん時は高速だったから話す事も出来なかったもんな~」



絶対違う………

ってか、よく喋るな!