しょうこは仕事が終わるとまっすぐ家に帰り、明け方になると首都高を走りまわしていた。

やっぱり、夜中走るよりすいている。

早寝早起きは健康的だぁ~っw

何日かしていると、同じ時間帯にあう車もよく見かけるようになってきた。

今日もまた


発見!!!

青紫色のシルビア!

見た目かなりヤン車だけど、速い!


この車を見つけると後ろからくっついていくんだけど、いつも途中で降りていっちゃうんだよね…
お仕事の時間なのかしら…


日が昇ると、首都高も次第に車が増えてくる。

まぁ、トラックが多いけど…

走りづらくなってきた所で、そのまま会社に出勤するパターンに慣れてきていた。




「ちょっと、来て来て」

何、何、何?

レイコ先輩が給湯室にしょうこを引っ張っていった。

「裏にとめてあるMR、どうしたの~っ!」

レイコ先輩も今日は車で来たらしく、ギャルウイングを見て驚いていた。

「maxがなおして、譲ってもらったの~。」

レイコは、もぅすでに車を解体していたものだと思っていた。

「あいつ…残してたんだ。 復活させるなんて、まだ…未練があるのか!?
それとも、気まぐれか?」


「あたしに…いわれても……」


「だょね…」