しょうこは、鍵を差し込み、ひねると、集中ドアロックがあいた。

ドアに手をかけ…


「あれッ、…?これ以上…開かない…」

ドアは、15㎝位だろうか… 手前にあいたまま、それ以上は開かなかった。

maxが助手席側のドアを開けようとした。


「しょうこ、そこから上に持ち上げるんだ。」


助手席側のドアが、スーッと上がった!!


「わぁっ!」

しょうこのドアも上がった!


ガルウイングドア!!


赤いMR2のドアは、翼を広げた。

「こんな、すごーい!」

しょうこはワクワクドキドキした。


こんな派手な車に乗れるなんて思ってもみなかった。


「まず、エンジンのかけ方な!まぁ、簡単だからね!」


しょうこは、運転席に座り、目の前には普通の車とわ違う色んな計器やスイッチがついているの
が分かった。


maxに教えられた通りに…

メーター横のスイッチをON


キーを回すと、エンジンがかかった。




ブォォォ…

メーターを見ると、320㎞まである。

こんなにでるのかな?


まさか、

出たとしても、私は出さないだろなぁ~っw


車内には、無線機が取り付けてあったり、取締り用にレーダーがあったりする。

あと、これは…?

「そこらへんライトのスイッチだよ!後ろのナンバープレート消える。あと、車の下が青白く光るw」



ヤバい!コレ………楽しいww


元カノはこんな趣味だったのか~。

と、思いつつ…気にいってしまった。


シフトを入れ、クラッチを少しづつ離し、車を動かした。