しょうこは、そのMR2に乗ってた人が事故で記憶をなくしてるとわ言えなかった…。



maxの顔がふと、うかんだ。


料金所を通り、ここから首都高に入った。


…………

フゲッ…!

渋滞かよ。

自然渋滞に入ってしまった。


カズトは、 分岐でどう見ても、大周りな道の方に進路をとった。

渋滞は5㎞、

カズトは、すいている道を進み…


アクセルを踏み込んだ。


湾岸線まですいている。

どっちが早く着くかわからなかったけど、渋滞でノロノロよりは走ってたほうが気持ちいいゃ♪

首都高をおりてからは会社に向かい、裏にある駐車場に車をとめた。

「ありがと!!じゃっ、先いくね! 」

しょうこは、会社の人に見つからないように周りを気にしながら車をおりた。

変な噂とかウザイし、のりかえられたとか思われたら最悪だもんw


…チン♪

エレベーターが開き、乗りこむ…

閉めた時に、その扉に手を入れて開けられた。

「まって~」

あっ、


カズトだった。


ぶぇ~

意味ね~


別々に来たようにしたかったのに

まぁ…いいや

「一緒に車で来たの内緒ね!いい!」


カズトはポカンとしながらうつむいた。


「なんで?」

ぶっw

「なんでも!」

「帰りは、多分残業だから送れないけど…」

「うん、大丈夫だよ!」

うはッ… 帰りは自腹カヨ




そして…


本当に自腹で電車で帰った。