ユーノスブルーに色どられたRX7だった。

車高調でかなりダウンしてあり、流線型のエアロが印象的だった。

「もうボロボロな車だよ。乗ってみるかい?」

しょうこは、車を運転したくてウズウズしていた。

カズトは助手席に乗り鍵をしょうこに渡した。

「うへぇ~♪」

エンジンをかけると、地震がおきたかのような振動がシートのお尻を伝わり体全体を揺らした。


「こ、この揺れ……感じちゃうかも」


「ぶっw!!」


カズトが缶コーヒーを吹いた

右、左、右


車がこないのを確認すると、ハンドルを右にきりながら、アクセルをふんだ。



キュルルル…


コンビニから出るとき軽く、タイヤがスピンした。

慌てて、ハンドルを左にドリフトですw

カズトがビックリしてた。

「オイオ~イしょっぱいな~w」

しょうこには意味不だったが、何となくしょっぱいのかと…
思った。


プシュ

キュュューーン

ターボの加速が心地いい。

しばらく運転をさせてもらった。

なかなかいい感触の車だった。


「カズトがこんな車乗ってるなんてね~。意外だよ~w

普段はスーツ着て、真面目なサラリーマンにしか見えなかったし~w」

 カッッ

キュルルル


「ドリフトうまいなぁ!
まさか君が、こんな運転出来るなんて、こっちこそビックリだよ。」


「会社じゃ内緒だよ~w
普通のおとなしいOLですからね」


それから、カズトに今まで会社に車で行ってた事や、
こないだ車ぶつけて廃車になった事を話したりした。

キュッ

しょうこは車をとめた。
 
家から少し離れた場所でおりた。

やっぱ、ちょっと警戒。

会社じゃ、あんまり話した事なかったしね

その警戒してるのがわからないような感じで

「楽しかったよ。また、今度はカズトの運転で乗せてね!」

「明日、一緒に会社行かない?」

何か優しい~

新人の女の子とか、結構誘って遊んでる噂とかあるしな~

ちょっと、戸惑いながらも嬉しかった。なんせ、電車代がうくしw

「じゃ、明日ここで待ってるね!」

よし! アッシー君ゲットだぜ~w