先日からエーリッヒフロムの『愛するということ』

という心理の超古典に手を出したのです。

 

 

学生の頃「エーリッヒフロム、自由からの逃走」

って唱えて覚えたのが懐かしい。

 

 

本を読んで頭に入れるのが苦手で、

読んだことはありませんでした。

 

 

お弟子になって、度々『愛するということ』

を目にして気になっていて、

ルーレット回したら「読んでみたら」ってことだったので、

読み始めました。

 

 

比較的ゆったり暮らしている効果なのか、

昔よりも読んで理解することができる感覚が。

 

 

1章で、わーめっちゃ「愛」について考えてるー

こんな昔に、「愛されるよりも愛したいまじで」

って言ってるおじいちゃんおったんや。すごー。

 

 

って興奮してたんですよ。

 

 

それも束の間。

2章から、私的には「あぁん?なに言ってんだこのじいさん」

(フロム当時56歳)

 

 

ってなって仲違い。

読む気力が落ちてしまった。

いや、時代背景考えたら仕方ないことなんだけど、今私は納得したくない。

 

 

Kindleが、読書連続○日、もっと頑張ろう!

って言ってくるのガン無視して数日。

 

 

ちょっとファンタジー投入しよ。

と思って引っ張り出してきたのが、

舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる。』

 

 

この本に出会ったのは10年以上前。

大学の購買の本棚に入っていて、異彩を放ってましたね。

 

 

だって、表紙これよ。

本の1/3を覆う帯、これ以外見たことないよ。

 

 

 

当時の私は表紙にもある、

「愛は祈りだ。僕は祈る」

という冒頭の文にやられました。

今もときどきつぶやくくらいには好き。

 

 

裏表紙にね、冒頭が抜粋されてるんだけど

「愛は祈りだ。僕は祈る。

僕の好きな人たち皆そろって幸せになってほしい。

それぞれの願いを叶えてほしい。

温かい場所で、あるいは涼しい場所で、

とにかく心地よい場所で、

それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。

最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい」

 

 

私的には、平安の祈りと出会った感覚でした。

 

 

「恋愛」と「小説」をめぐる恋愛小説。

って売り出しなんだけど、

「愛すること」についてファンタジー、小説を通して、

すごくリアルに描いている小説だと思ってる。

こんな本に対するレビューとかしたことなくて恥ずかしい…

 

 

たださ…めちゃくちゃクセがあんのよ。

だから人にはおすすめできないんだけど、

私はめちゃくちゃ好き。

 

 

時々取り出しては読んで、

その時々で響いた言葉に付箋つけてたら、こうなったよねw

 

 

 

 

 

今日も読み返して、付箋結構つけましたw

その時々でまた響くところが違うのもいい本ならでは。

この本は紙媒体でお読みいただきたい一冊です…(誰だよ)

 

 

とある人物が「タイトルを見ただけでうんざり」

と言ったことが有名な作品なんですけど…

 

 

この卓越した文章(語彙力)を理解しようともしない人は…

豆腐の角に頭ぶつけなさい!って思う。

今なら、過剰反応っすね。むしろ読んだ方がいいっす。って言う。

 

 

昔はなかった、本のネットレビュー。

見たことなかったんだけど、ふと見てみたら、

愛のかたまりがいっぱいあって。泣いちゃったよ。

別にKinkiファンではありません。

 

 

好きなものを晒すのって結構ソワソワするよね。

本棚見られるのが一番嫌だって言ってた友達の気持ちよくわかるわ…

ファンタジー補給されたから、フロムじいさんにもどるかぁ。