第50話(最終話)より。
オルフェノクの王である鈴木少年を、カイザに変身した木場が守った。
そのため、ファイズに変身した乾の攻撃も不発に終わった。
身体の灰化も進み始めており、ふらつきながらその場を後にした。
だが、運悪く倒れ込んだのは木場の前だった。
乾の考えを否定する木場は、彼をスマートブレインの病院に連れていき、実験材料として扱うことしか出来なかった。
海堂は、鈴木少年を探すうちに彼がオルフェノクの王だと知るのである。
そこでようやく、乾が鈴木少年を襲った理由を理解するのであった。
木場から乾の居場所を聞き出すと、真っ先にクリーニング屋のメンバーに助けを求める海堂。
一人ではなにも出来ないからだ。
仲間がいる。
真理たちは、乾を助けようと立ち上がる。
一人一人の力は小さいかもしれない。
人間だし、仮面ライダーじゃないし。
だけど、なにもしないよりは行動すべきである。
一方、三原たちも鈴木少年を探して、真実を知るのである。
そこを守っていたのは、生き残ったラッキークローバーの二人だった。
三原のデルタだけでは、力不足だった。
その頃、無謀かと思われた乾の救出作戦は成功。
乾は、研究によって細胞の崩壊(灰化)を進める実験を施されて、弱っていた。
逃げ出したのはよかったが、逃走途中木場の車が立ちふさがった。
そこに三原のピンチを告げる電話が乾にかかる。
乾は、木場の相手を自分一人ですることにして、後のメンバーを三原のいる場所に向かわせる。
戦力は、海堂のスネークオルフェノクぐらいなものだが。
木場と乾。
時に共鳴し、時に反発。
いいライバルである。
乾がファイズに、木場がカイザに変身。
ファイズの方が強化フォームがあるから強い。
変身解除。
すると、ホースオルフェノクに木場がなる。
ホースオルフェノクは、もう一つ強い姿があるので、ファイズが変身解除。
乾のレアな姿であるウルフオルフェノクとホースオルフェノクの戦いも始まる。
結局いろんな姿に変身するのだが、乾は木場にとどめを撃たない。
乾は、木場のことを人間と認識している。
そして、乾は人間を守る考えを決して曲げないのだ。
そして、乾は三原の助っ人まで行くのである。
オルフェノクの王は、強かった。
三つのベルトは、当初オルフェノクの王を守るためのベルトだった。
そして今や、オルフェノクの王を倒すことも出来るベルトだったのだ。
乾の行動に心動かされた木場はようやく、オルフェノクの王を倒すことに協力する。
オルフェノクの王を倒すことが正解なのか分からないまま。
ファイズ、デルタ、そしてカイザによって、オルフェノクの王は倒された。
オルフェノクたちは、滅ぶ道を選んだのかもしれない。
それぞれの残りの生き方は自由である。
そして、それぞれの夢を語るのであった。
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