第36話より。
真理は走り出す。
乾は追いかける。
だが拒絶される。
「なぜ(乾がオルフェノクだったことを)言ってくれなかったの?」
真理は、啓太郎や草加に詰め寄る。
新社長は、乾に裏切られた事を認めつつ、必ずラッキークローバーに入ることになると自信ありげに冴子に語る。
乾は、今や戻る場所を失っていた。
とはいえ、同居人たちは乾の事を忘れたわけではなかった。
真理は、入院中流星塾の同窓会の出来事を思い出していた。
居ないはずの草加も居て、オルフェノクに襲われたのだと。
だが、草加はそれでも否定する。
啓太郎は、動揺を隠せないまま乾に会い、もう一度555のベルトを渡す。
一方、木場も乾に会っていた。
乾は幼い頃に事故に遭って死にそこない、そこでオルフェノクに覚醒したのだと聞かされる。
そのうえで555に変身していたのは、自分がオルフェノクであることを否定するためだったからだと告白される。
乾は555のベルトを木場に託す。
乾は、オルフェノクの力に飲まれて記憶がない時があったから、そのときは自分を倒してほしいと懇願される。
草加も乾に会いに来た。
だが、それは真理のためだった。
真理が帰ってきてほしいと言うからだった。
だが、同窓会の日の記憶が邪魔をする。
乾の手を以前のように触れることすらできない。
乾は、クリーニング店から出ていくことにした。
だが、そこでスマートレディの車にに通せんぼされる。
社長からの呼び出しだった。
彼は流星塾の同窓会のビデオを手に入れていたのだ。
そこに映っていたのは、襲われる同窓生と乾のウルフオルフェノクだった。
乾には、記憶にないこと…だが映像はそうしか見えない状況は、もはやラッキークローバーのメンバーとして、抜け出せない理由となった。
啓太郎と真理は、タコのオルフェノクに襲われた。
啓太郎は、乾が言っていた助けてほしいときは、木場に連絡をというのを実践してみた。
すると、木場がやってきて555に変身したのだ。
(取扱説明書、もらってから読み込んだかな)
見事に相手を倒してしまう。
そこにやってきたのは、ラッキークローバーの琢磨と冴子。
それに続いてやってきたのは、乾だった。
555に変身した木場を倒せという命令だ。
拒否出来ない状況だ。
乾はウルフオルフェノクに変わり、555と戦いを始めた。
また、乾と木場は戦わなければならないのか。
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