第34話より。
他の邪魔なオルフェノクを倒して、やっと澤田ことスパイダーオルフェノクを倒そうとした時だった。
啓太郎からの電話、真理の死を知らせるものだった。
戦いどころではなくなって、その場を立ち去る草加であった。
傷をすでに負っていた澤田には、ラッキーだったが、事情が分からなかったかもしれない。
乾は、真理の死のショックで、木場からも草加からも、殴られっぱなしだった。
草加はようやく、真理がかつてスマートブレインの特別な病院で治療を受けたことを白状した。
今度も3つのベルトを新社長に持っていけば、真理を助けてくれるかもしれないと告げる。
乾のバイクは、草加のバイクのあとをついていく。
しかし、草加はスマートブレインの建物の外で迷い始める。
3つのベルトは、やはり手放すのは不利だと。
乾は、仕方なく一人で社長に会いに行く。
だが、555のベルトを渡すか、ラッキークローバーのメンバーになれば、病院などの施設も自由に使えるという話を提案される。
だが、(草加が断られた原因でもある)ラッキークローバーはオルフェノクでなければならない。
今デルタのベルトを手放したラッキークローバーにいる澤田を排除したいとも言われる。
乾は、思い詰めた様子で、啓太郎や木場の前に現れる。
木場は、乾に真理を傷つけたのではなく、守れなかったというのが真実なのか確かめたかった。
だが、その事について乾は答えようともしなかった。
そんな折、澤田はスパイダーオルフェノクとして、流星塾のメンバーを襲っていた。
そこに草加が入ってきた。
草加は、デルタのベルトを逃げ腰の三原に渡した。
嫌がる三原だったが、草加に追い立てられついに変身する。
そこに、なんとか澤田をラッキークローバーに、居させたい冴子ことロブスターオルフェノクが助っ人として、やってきた。
草加は、ホースオルフェノクでもある木場を呼び出す。
とにかく人手が足りない!
乾と啓太郎は現場に向かう。
啓太郎は555のベルトを乾に渡すのだが、手放してしまう。
そして、乾は澤田のスパイダーオルフェノクを見つけると、突然今まで聞いたことのないような雄叫びを上げ始めた。
な、な、なんと!
乾は、ウルフオルフェノクに姿を変えたのだった!
周りのメンバーは、誰も知らないその姿に驚きを隠すことが出来なかったのだった。