第27話より。
(555の20周年記念の映画上映までのカウントダウンが始まった。)
デルタにやられたオルフェノクは、赤い炎と共に消滅することを、カイザの草加は聞き知っていた。
デルタのベルトの魅力に取りつかれた、流星塾のメンバーの様子に、さすがの草加も真理も困惑するばかりだった。
一方、啓太郎のクリーニング店にアルバイト採用になった木村という女性は、なぜか乾に興味を示していた。
その頃、木場はフヌケ気味の海堂のために車で買い物に出掛けていた。
ところが、彼を待ち受けていた琢磨は、メンツを潰された木場をほっておけなかった。
木場はホースオルフェノクとなり、琢磨はセンチーピードオルフェノク(ムカデ)となり、戦いを始めた。
そこに運悪く通りがかった啓太郎の運転するクリーニング店の車。
木村というアルバイトも同乗している。
啓太郎は、木村をフォローし車から飛び出し、乾に助けを求めるのだが。
ムカデのオルフェノクである琢磨は、ラッキークローバーのメンバーで強いはずである。
だが、デルタの気配を感じると怖じ気づいてしまう。
戦わずして、強さが分かるというのか。
デルタのベルトは、どうやら澤田が持ってるぽい。
真理に好意を持っていたから、彼女をエサに澤田と待ち合わせをする流星塾の二人。
二人はデルタのベルトを一度装着しただけで、生身の体でもその力を発揮することが出来ることに味をしめたらしい。
真理を守ろうとする草加も、その事を知らされず真理を奪われてしまう。
澤田は、待ち合わせにやってきた。
だが、彼はデルタのベルトを持っていなかった。
そして、それ以上の力であるオルフェノクとして覚醒し、折り紙を燃やし殺りくをすでに繰り返していた。
人間の心を捨てる覚悟で、真理の命を奪いにやってきていた。
流星塾の二人のことなど、眼中になかったのだ。
だが、真理が縛られながらガラケーのメールで乾に助けを求めていた。
文字入力はムチャクチャだが、危険なのは伝わったみたいだ。
草加も乾のあとに続く。
でも、そこになぜかデルタの気配もあった。