CM野郎⑪ | ネムリ・モヤのブログ

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アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

《70-11 ベビータレントの巻》

赤ちゃんは、いつの時代もかわいいものの代名詞である。


CMでも必要な人材である。


出生率の低い今でも、その存在感たるや大きい。


飛田松五郎も、CMに赤ちゃんを必要だとところ構わず電話で求めていた。


ついには、動物タレント事務所にまで電話をかけてしまったのだが。


ごたぶんに漏れず、そこの事務所も人間の赤ちゃんは不在との事。


そこへ売り込みに来たママさんたち。


飛田松五郎の会社にもやってきた。


ちょうどいい赤ちゃんは、なかなかいないものだ。


一人のママは、妊婦さんだったり(まだ産まれてなかった)。


もう一人のママの赤ちゃんは、可愛くなかったり(汗)。


金儲けのにおいしかしないママさんたちである。


でも、飛田松五郎が作りたかったCMは、生ビール!


なんで裸の女性や赤ちゃんが必要なのか?


飛田松五郎の発想力、恐るべし(汗)。


小学館「週刊少年サンデー」1970年頃・初出。


(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」から「CM野郎」より)