(創作)新たなる挑戦 | ネムリ・モヤのブログ

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アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

垂直の壁をよじ登ることに飽きた者は、究極の球体にしがみついた。


それでも一体になれないと感じた者は、さらに自分が透明になることを望み、それに近づいた。


だが、これで満足かと思われたが、同じ場所にいることに飽きてきた。


不意に別の場所に行きたくなった。


その気まぐれに困ったのは、球体の持ち主である。


あわててコンタクトレンズを購入しに行かねばならなかった。(おわり)