(創作)新たなる挑戦垂直の壁をよじ登ることに飽きた者は、究極の球体にしがみついた。それでも一体になれないと感じた者は、さらに自分が透明になることを望み、それに近づいた。だが、これで満足かと思われたが、同じ場所にいることに飽きてきた。不意に別の場所に行きたくなった。その気まぐれに困ったのは、球体の持ち主である。あわててコンタクトレンズを購入しに行かねばならなかった。(おわり)