《指令No.24 死霊の館》
一瞬、タイトルがダジャレに感じました(汗)。
009ノ1は、詩人で作家の男の家に呼び出される。
幽霊が009ノ1を呼んでいるというのだ。
もちろん半信半疑の009ノ1。
そわそわする男に、夜の遊びも相手しましょうと提案する。
やがて、幽霊が出るという時刻がやってくる。
009ノ1は、仕事とはいえたくさんの人を殺してきた。
そんな敵のスパイの何人かが幽霊となって現れたのだ。
こんなはずはない、なにかトリックがあるに違いない。
冷静な彼女が目を覚ますと、横に詩人と名乗っていた男が特殊なヘッドフォンをつけて死んでいた。
彼は敵のスパイだったようで、どうやら彼女もいつの間にか同じ装置をつけられていたが、メンタルが強かった為ショック死は免れたようである。
双葉社「週刊漫画アクション」1969年6月19日号・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「009ノ1(4)」から)