《指令No.15 ママ!》
自分より弱いハトにエサをやろうとして逃げられる男ジミニィ。
←名前が地味でいけなかったのかな?(汗)
サングラスをかけた女性がふらついているので、声を掛けてみる。
←やはり、自分より弱そうな人。
だが、その正体は、009ノ1であったのだ。
彼女の親友を殺して、マイクロフィルムを奪った犯人を突き止めたのだ。
彼女は彼より弱いはずのハトを撃ち、銃が脅しではないことを証明する。
仲間がいることを白状し、おびき寄せることに成功。
だが、その仲間をおいて、彼は逃げ出した。
弱い人間なのだ。
逃げていくうちに、母親に遭遇する。
その母親から逃げたかったから、こんな罪を犯したのだと告白する。
だが、彼もついに009ノ1の弾を受けてしまう。
寄り添うのは、やはり母親であった。
皮肉なものである(汗)。
双葉社「週刊漫画アクション」1968年11月7日号・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「009ノ1(3)」から)