ストレンジャー③-8 | ネムリ・モヤのブログ

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アートと旅と食を愛す孤高の仮面ライダー好き女

《緑夜(グリーンナイト)》

火星の魔境は、いつも夕暮れのような空をしているという。


アントライオンたちが歩みを進めると、たくさんの管が張っている場所にたどり着いた。


それはまるで大きな植物の根っこのようであった。


その場所は暗闇かと思われたが、やがて空が緑に染まった。


地下ではないどこかに繋がっているのかもしれない。


途中こどもたちに出会った。


ここでも大きな昆虫がはびこっていて、アントライオンと首なし大王は果敢にもやっつける。


こどもたちの礼を言いたいという長老は緑色をしていた。


地下の世界のことが知りたいという長老。


アントライオンは知っている限り答えるのだったが、自分は別の世界から来たことを一言添えた。


長老もかつて空から落ちてきた物体を見たことがあるという。


案内してもらうとそれは宇宙船であった。


そこにはなぜか大きな人の顔もあったのだが…。


謎は深まるばかりである(汗)。



秋田書店「プレイコミック」1977年9月8日号・初出。


(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「ストレンジャー(3)」から)