この作品は、「るるぶ」という旅雑誌に連載されていたマンガのようである。
旅というものは、決してお金と時間が必要なものだけではないこと。
るるぶを読んでいる読者に挑戦状を突きつけているような気もしますが(汗)。
旅の定義は、様々で写真や文章でイマジネーションを膨らませてみたり。
心のなかで旅してみたり。
宇宙や未来を想像力を働かせてみるのも旅なんですよね。
コロナ禍が落ち着いても、以前のように旅の計画がはかどらないのは、旅の代わりに現実逃避をしているからなのかもしれません。
JTB出版「るるぶ」1976年4月号~1977年3月号・初出。
(講談社「石ノ森章太郎デジタル大全」より「章太郎のファンタジーワールド ジュン」から)